ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
検査入院初日
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    午前4時起床。晴れ。
    とりあえず札幌の親類宅にご厄介になっております。体調は今ひとつ。

    10時から北大病院の予定。

    ・・・

    兄貴が車で送ってくれたので9時半には北大病院に到着。入院手続きもすぐに終了し、順調な出だしである。

    病室に案内されると四人部屋で先客はひとりだけ。大人しそうなおじさんだ。こういうときはいつもそうだけど、ママンが軽い興奮状態で、荷物をおく位置などを細かく指示しないと気が済まないようだ。

    同室の患者さんに迷惑じゃないかとピンちゃんは気をもむのだけど、ママンは頓着しない。困ったことである。

    ・・・

    まず最初にしたことは採尿、採血、検温37℃、。体重47.7キログラム。やはり体重激減。

    次は胸部腹部のレントゲン撮影、CTスキャン、心電図測定。これで午前中の検査は終了である。さすがは北大病院、全て順調。

    次が本日のメインイベント、超音波内視鏡ガイド下穿刺術EUS-FNA。これを一年前にやっておけば、、、orz

    午後1時から始め、気づくと病室のベッドで寝ていた。時間は午後4時。全身麻酔の手術みたいなものである。

    目が覚めてから、北大病院での主治医と思われる若先生に説明を受けた。

    ・・・
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    | 日記 | 07:40 | comments(4) | trackbacks(0) |
    検査入院前日
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      午後になり、いつもの病院に行った。午後2時までに来るように言われていて、ママンとは病院で落ち合う手はずになっていた。

      待合室に見当たらないので、少し早かったけど携帯電話で呼び出してみた。なかなか出ないから、家に置き忘れたのかなと思ったころにようやくつながった。

      と思ったらなぜか兄貴が電話にでた。

      ・・・

      という具合に、いつものように書きたいのだけど、携帯電話からだと何かと大変である。

      帰宅してパソコンが使えるようになるまで、赤貧日記の更新は、不定期かつ五月雨式になるかもしれません。
      | 日記 | 19:32 | comments(9) | trackbacks(0) |
      【おしらせ】
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        明日の朝から北大病院に検査入院することになりました。何日くらいの入院になるのかわかりません。赤貧日記は携帯から更新できると思いますが、詳細は後程。ちなみに元気ですので心配ご無用です。

        時間がないので取り急ぎお知らせまで。

        ピンちゃん
        | 雑文 | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) |
        慢性膵炎からの簡単な足取り
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          午前6時半起床。晴れ。

          ということで、遂にカミングアウトしてしまいました。昨晩は兄貴から電話が来たりして、ピンちゃんも少々興奮したり落ち込んだり涙ぐんだりしていたのだけど、一晩寝たらだいぶ落ち着きました。薬も効いてるようで左肩もそれほど痛まない。

          もう少し状況を詳しく説明すると先週21日に痛み止めを貰おうと病院に行き、そのときに先生が念のために血液検査とCTスキャンをもう一度してみようと言い出した。何しろそのときは癌だなんて思っていなかったし、嚥下障害と左肩、背中の痛みで困っていた。

          昨年に処方してもらった痛み止めの残りを服用したら肩の痛みはよくなったから、同じ痛み止めだけでも処方してもらおうと思っていた。このへんのことは赤貧日記にも書いたと思います。

          で、血液検査の結果は前回と同じだったのだけど、CTスキャンを見ると肝臓にかなりスポットらしきものが散らばっている。S先生も驚いていて、恐らくこれは悪性腫瘍だと思うが、もう一度造影剤を注入してCTスキャンして見ないと断言まではできないとのこと。ただし、再検査の時は母親か兄を同伴して欲しいと言われた。もうほとんど確定である。

          一週間後の昨日にCTスキャンを撮りなおし、これはがん転移で間違いないということになった。癌の進行具合は大ざっぱに言えばステージ1〜4に分類できるけど、肝臓に転移しているとなればステージ4である。もともと予後が悪いと有名な膵臓癌だけど、ステージ4の5年生存率は実に1.4%、、、orz

          これを千人に14人は5年生きていられると前向きに捉えることもできるけれども、普通に考えれば5年は無理だろう。だとしても、半年と3年ではかなり違うし、落ち着いて今後の方針を考える必要はある。

          昨日の時点でS先生はいきなり逃げ腰であてにならないから、明日診てもらう予定の腫瘍内科の先生に期待するしかない。北大から週に一回通っている先生ということで、どういう方なのか全く分からないのだけど。

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          昨年2月に退院したときは慢性膵炎だなと思いつつ、膵臓癌かもしれないという不安も残っていた。しかし、少しづつ体力が戻り仕事に復帰してからは普通に生活できるようになり、そんな不安も忘れがちであった。

          途中で何度か体調が崩れ仕事を休んだこともあったけど、不思議と癌のことは思いうかばなかった。慢性膵炎の調子が悪くなったのだろう、生活に気をつけないといけないなと思っていた。不注意というべきか、それなりに忙しく安定した生活が続き油断していたのだろう。

          今にして思えば、昨年の夏に急に具合が悪くなった(CRPが急上昇した)とき、あれがひとつのサインだったのかもしれない。そして、一番のサインは今年になってから顕著になった嚥下障害なんだろう。これ、やはり癌の影響なんだろうな。

          ピンちゃんも心配だったから、2月13日「自分の胃の中を見た」に書いた通り、内視鏡検査をしてもらっている。この時はS先生が直接診てくれた。結果は、食道も胃の中も問題なしということだった。ただ、胃の中に小さな腫瘍のようなものがあったけど、これは良性のもので問題ないからとS先生は言っていた。ひょっとすると、今頃悪性のものになっているのかもしれない。

          心配だったから、3月10日にも別の耳鼻咽喉科で喉の内視鏡検査をしてもらい、このときも問題なしだったから、一概にS先生を責めるのは酷なのかもしれないが。そして、3月21日、28日とCTスキャンして膵臓癌の肝臓転移というのが現状である。

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          こうして振り返ってみると、昨年2月に入院した時点でステージ0か1くらいの膵臓癌だった可能性はある。ただし、あの時も用心して他病院で超音波内視鏡(EUS)の検査はしたのだ。膵臓癌の所見は出なかったから、見逃してもしょうがなかったかなとも思う。

          更に詳しく調べたいときは内視鏡的逆行性胆道膵管造影(ERCP)という検査法があることは調べて知っていた。けれど、場合によっては急性膵炎を引き起こす可能性があることも知っていた。

          当時はお金がなかったし、急性膵炎の痛みを想像して、迷ったけれどERCPまではしなかった。EUSをやってくれた先生のセカンドオピニオンとしては「炎症が完全に収まってからERCP検査をしてはどうか」と勧められたのだけど。。orz

          ピンちゃんが得たささやかな教訓としては、みなさんがもし体調が悪くなった時は、出来る検査は一通りやった方がいいということかな。読んでもらえば分かるように、ピンちゃんだって何もしなかった訳ではないけど、それでもあとで後悔することはあるのです。

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          ミルクコーヒー
          ストロベリーヨーグルト
          りんご1/2すりおろし

          カレイの煮付け
          具たくさん味噌汁

          ミルクコーヒー
          カスタードエクレア

          サバみそ煮
          具たくさん味噌汁



          きつめの薬に変えたせいか、食べられなくなっていたものが喉を通る。これはチャンスとばかり少しづつ食べてます。少しでも栄養を採らないと、顔が痩せてしまってみったくないのだよね。

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          | 日記 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) |
          『20世紀少年』読了記
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            いやー、今頃読了しちゃいました。たまたまBOOKOFFに行ったとき、100円の棚に『20世紀少年』1〜22巻、『21世紀少年』上下巻が欠本なしに売っていたのです。これは非常に珍しいので、思わず大人買い。

            20世紀少年 コミック 全24巻完結セット (ビッグコミックス)
            浦沢 直樹
            小学館
            売り上げランキング: 5,182


            途中までは週刊連載を読んでいたのだけど、ところどころ読まなくなり、最後がどうなったのかよく分からないままになってました。ちょうどいい機会だから一気読みしようと読み始めたのだけど、結局一週間ほどかかってしまいました。

            本書の見どころ(読みどころ?)はふたつあり、ひとつは当然「ともだち」の正体なのだけど、もう一つは1970年前後の日本、当時の子供たちの生活そのもののディテールが面白い。主人公ケンヂのモデルは作者浦沢直樹さんの子供時代なのだと思うけど、よく憶えてるなあと感心してしまいます。

            20th Century Boy


            懐かしいよね、これ。ケンヂがほうきエアギターでこれを演奏してたのか。

            ・・・

            この作品、どのように紹介したらいいのか迷うのだけど、今はいろいろいそがしいので、wikipediaからの抜粋引用にしておきます。

            『高度成長による「夢と希望」に満ちあふれていた時代から、一転して経済は停滞しオカルトブームが起き、世界滅亡の空気まで漂いはじめた、1970年前後。
            そんな時代の中で、少年たちは、地球滅亡をもくろむ悪の組織や、東京を破壊し尽くす巨大ロボットに蹂躙され、混沌とし、滅亡に向かっていく未来の世界を空想した。そして、それらに立ち向かい地球を救うのは、勧善懲悪の正義のヒーローとその仲間たちだ。下らないようなストーリーを描いたスケッチブックを、少年たちは“よげんの書”と名付ける。しかし大人になるにつれ、そんな空想の記憶は薄れていく。

            1997年、主人公のケンヂは、突然失踪した姉の娘のカンナを養い、コンビニを営む平凡な日々を送っていたが、お得意先の一家の失踪や幼なじみの死をきっかけに、その薄れかけていた記憶を次第に呼び覚まされていく。そして世界各地の異変が、幼い頃空想した“よげんの書”通りに起こっていることに気づく。一連のできごとの陰に見え隠れする謎の人物“ともだち”との出会いによって、全ての歯車は回り出す。』

            ざっとうえのような話で間違いないです(笑)。

            1999年から2006年まで、7年かけて22巻分連載して、最後に完結編として2007年1月から7月まで半年で2巻。全24巻分をピンちゃんは今回一週間ほどで読んだのだけど、やはりこれは連載していたときにライブで読み進めたほうが臨場感があって面白かった。

            途中まではそうしていたのだけど、ちょうど福岡から北海道に戻った時期と重なったりして読めなくなったんですよね。改めて読み返してみて、よく週刊連載でこんなの描けたなと感心し、かつ、最後によく話をまとめきったなとその腕力にも脱帽しました。うーむ、流石は浦沢直樹先生でござる。

            『20世紀少年』については、かなり詳しいファンサイトのようなブログを見つけたので、それを紹介して手抜き感想記を終わります。

            お粗末さまでござります。
            | 漫画全般 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) |
            麻央ちゃんに同情してる場合じゃなかった
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              午前5時半起床。昼頃みぞれ。

              早めに帰省して、少しママンに話をしておいた。病院でいきなり取り乱されても困るし。

              突然不吉な書き出しだけど、今日は造影剤を使ったCTスキャンで検査する予定なのである。そして、非情に悲観的な状況であることをピンちゃんは知っていたのである。しかし、いつまでも話さない訳にはいかないし、どうせ数時間後には分かることである。

              一通り話した後、まあ、何にしろ今日の検査結果を見ないとはじまらないからさとピンちゃんがいい、ママンもそうだなと頷いた。ママンの目じりは涙でぬれていた。

              ・・・

              先生の説明をどのように書けばいいのか迷ってしまうのだけど、結論を書けば膵臓癌のステージ4で、肝臓に転移しているとのことである。ピンちゃんもCT画像を見たけれど、確かにそうなんだろう。素人目にも分かるような斑点状のものが肝臓表面に見える。転移の仕方もかなりのもので、どう考えても手術なんてできそうにない。

              昨年の12月にも造影剤を用いたCTスキャンで検査したのに、その時は肝臓の転移は素人目には分からなかった。それでも、膵臓の方の怪しい影は分かったのではなかろうか。赤貧日記に書きたいことはどんどん書くつもりでいるけど、今日の所は主治医のS先生への文句は控えておく。

              それにしても、昨年の入退院から1年間も月1ペースで通院していたのに、ステージ4になるまで気づかないってありえないだろう。。。orz

              ・・・

              病院の帰りにブックオフにより、『ゴルゴ13』の91〜100巻、出生の秘密編THE FIRST and THE SECOND 合わせて12巻購入。実は、先週『20世紀少年』全24冊買ったときに膵臓癌の事は観念していたのである。なぜ漫画本を購入したのかは自分でもよく分からない。

              ・・・

              ミルクコーヒー
              ドリンクゼリー

              豚ピーマン炒め ← 少しだけ

              ・・・

              診療費:7130円
              薬代:2810円

              ブックオフで買ったもの
              ゴルゴ13×12冊:¥1752

              〆て、11692円の出費也

              ・・・
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              稀勢の里おめでとう!
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                午前7時20分起床。晴れ。

                さて、昨日は横綱稀勢の里が照ノ富士に二連勝し、見事3月場所優勝を飾った。みなさんご存知だろうから詳しくは書かないけれども、千秋楽の本割で照ノ富士に勝ち、この時点で十三勝二敗同士。最後に優勝決定戦でも稀勢の里が勝ち、二場所連続優勝、横綱としての初優勝であった。

                誰もが多分ダメだろうと思い、しかし、ひょっとしたらと期待した世紀の一戦。相手の照ノ富士はやりづらかっただろう。

                この件でひとつだけ言いたいことがあるのだけど、それは怪我をおして出場した稀勢の里の判断について。ほとんどのひとは優勝したことを一応喜んだけれども、そのせいで残りの現役生活が短くなったのではと危惧している。

                これを、周りが期待するから無理して出場したのではないか、日本人のそういう風潮が云々と言いたがる人がいる。確かに一昔前ならそういう風潮の犠牲になり、あたら才能豊かな人が若くして潰れるなどと言うことはあっただろう。現代でいえば、高校野球のピッチャーなどはその例で、若いうちから肩を酷使しすぎるのは大問題だと思う。

                けれど、稀勢の里は横綱である。このあと細く長く横綱在位期間を延ばすのが目標ではあるまい。稀勢の里も弟弟子の高安も口癖のように「一番いちばん全力でやるだけです」というが、そこに稀勢の里の相撲に対する姿勢が現れていると思う。

                もちろん、稀勢の里が14日目から休場しても責めはしなかったし、むしろそのほうがホッとしただろう。何しろ19年ぶりの日本人横綱なのである。ピンちゃんだって、ここは怪我の治療を優先して欲しいと思ったけれど、本人が出場すると決断した。そして、稀勢の里の過去の戦績を見れば、周りに流されて何となく出場を決めたのではないこともわかる。

                しかも奇蹟的な逆転優勝を飾ったのだから、もう何も言うことはない。

                ・・・

                起きてる間はだらだらとテレビを見たり漫画本を読んだり。眠くなったら横になったりしてました。

                ・・・

                カレイ煮付け
                即席みそ汁+とろろ昆布

                ドリンクゼリー
                桜もち
                ミルクコーヒー

                たまご焼き ← ほとんど食べられなかった
                具たくさん味噌汁 ← ほとんど食べられなかった



                うむ、だんだん食べる量が減ってきた。。

                ・・・
                続きを読む >>
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