午前8時過ぎ起床。くもり。雨は止んでいた。
目が覚めたのも早いなら実際に起きだしたのも早い。理由は不明である。とにかく、今日は予定があったのである。どんな予定かと言えば、冷蔵庫である。冷蔵庫というのはアメリカあたりではリフレジレイターとかいわれているあれである。俺様は家庭の中でも重要人物で、俺様がいなければお前らの生活は成り立たないだろう感謝しれよ的主張をしている、あの冷蔵庫である。
むろん、冷蔵庫は主張なんてしないから嘘だけど、とにかく今日は新しい冷蔵庫が納入される日なのである。それを知っていて──どころか自分で指定したのだけど、目が覚めてから飲みだして、もはや軽い酩酊状態である。どうなることかと心配していたのだけど、正午すぐにいよいよやってきた。
何しろこちらは冷蔵庫を購入したからには偉いのである。ピンちゃん自身がそんなことを思ったわけでもそんな態度だった訳ではない。冷蔵庫を持ってきてくれた人の態度がそんな感じであったのだ。恐らくは、家電製品を運んだ先に大柄な人が多いのであろう。だからあそこまで──卑屈といっていいくらいな感じなのだろう。ひょっとすると本人の性格なのかもしれないけど、やたらと気を使っていたなあ。
客が直接店にクレーム入れたりしたら、それこそ大騒ぎなんでしょう。
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それはそれとして、ピンちゃんが店頭で吟味して購入を決めたのは、小泉今日子さんが宣伝しているらしいAQUAとかいうやつ。上から冷蔵、冷凍、野菜室の三段区切りになっている。ヤマダ電機で買ったのだけど、どうやら最近は冷凍庫が下にあるのが普通なんですね。今回冷蔵庫を買おうとしげしげ眺めてみて気づきました。ちなみに、内容積270リットルくらい。ピンちゃんみたいな独り者には十分な大きさです。
値段は、いままで使っていた冷蔵庫の廃棄代と併せてだいたい6万円くらい。うーむ、ピンちゃんにしては思い切った買い物だけど、赤貧日記であるからして、日々の出費に関してはなるべく正直に書く次第でござります。なぜ思い切ったかと言えば、今まで使っていた冷蔵庫はもう寿命で、1週間に一回くらい水分を拭き取らないといけないくらい水がたまるようになっていたのです。
だから、前々から冷蔵庫を買い替えたいと思っていて、ようやく念願を果たせました。赤貧ピンちゃんも日々働いているおかげで、少しづつ暮らし向きは上向きなのです。めでたしめでたし。
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ところで朝生です。今日の深夜というか超早朝から見始めたのだけど、テーマは汚染水とか原発関係。一応、推進派と反対派に別れて何やら議論しているように見せているのだけど、これはもう八百長としか言いようのない内容だった。要するに、司会の田原さんどころか、一応は反対派の人たちも現時点で全ての原発をいきなり停止するのは現実的ではないと分かっている。
そのうえでの議論だから、もうみんな和気あいあい。お互いに苦笑しあったりしていて緊張感のかけらもない。ただ一人、反対派の中の女性は本気で反対みたいだったけど、いかんせん頭が悪いからなんの意味もない。それどころか、本気で反原発を唱えているのはああいうバカしかいないみたいな印象を与えるために呼ばれたとしか思えない。
本来の朝生であれば、同じ頭がおかしいなら山本太郎氏あたりを呼ぶべきなのに、生放送では危険すぎると判断したんだろうなと思っていたら、いきなり地震発生。なのに生放送であるはずの番組は何事もなかったように進行し続ける。ピンちゃんはツイッターで実況しながら見ていたんだけど、すぐに今回は生放送ではなくて録画だと誰かに教えてもらった。まあ、田原さんも高齢だから、昔みたいに深夜から早朝までは体力的に厳しいのだろうと思った次第。
ところで地震は、最初はM6.8と発表されたけど、後にM7.1に訂正されたからかなりの規模である。震源地から察するに、明らかに311の余震である。2年半以上経ってからこんな規模の余震があるとは、本震の激しさを改めて思い出してしまった感じ。
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今回「
朝まで生テレビ!」を久しぶりに見て、もう終わったなというのが正直な感想である。wikipediaによれば、放送開始は1987年4月25日だったそうだけど、ピンちゃんはかなり初期から見ていた。それにしても、もう26年もやっているのか。。。
それまで日本のテレビ界ではタブーとされていたテーマに果敢に切り込んだ覚悟をピンちゃんは高く評価している。特に初期は面白かった。賛成派と反対派が本気で議論したり罵倒したりしていた。多少はテレビ的な演出や演技もあったろうけど、何しろ生放送である。テーマが天皇制なんてときは、本物の右翼な皆さんをキャスティングしたりしていた。
田原さんが何かの媒体で述懐していたのを読んだことがあるのだけど、天皇制などのタブーを語るとき、番組を成立させるために新右翼の論客、
野村秋介氏に出演してもらって右翼関係からの批判を避けたみたいなことを言っていた。当時は既に野村秋介氏は大御所で、彼に逆らえる右翼は少なかったんでしょう。
あの頃の朝生は、次の日のことを心配しつつも朝まで見る価値があったけど、もう完全に終わったなと寂しく思う。畢竟、この番組は田原さんの個性が核にあり、彼が老いてしまっては、もう番組としては成立しないのでしょう。もはや「TVタックル」と同じレベルなので、わざわざ深夜にやる必要性は認められない。
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みのもんたはセクハラで、タモリはなあなあに区切りをつけ、老齢の大物が一線から去る時期のようである。田原さんもそろそろ朝生見切りをつける潮時であろう。