ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
2012年5月の業務報告
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    さて、今月は何がありましたっけ。ゴールデンウイークから始まった5月だけど、何とか15日くらい働いたので来月はなんとか持ち直せそうです。問題は6月20日の給料日までお金がもつものやら。かなりぎりぎりになりそうだけど、まあ、なんとかなるでしょう。

    一応5月を振り返ってみると、青森から北海道にかけては5月が桜の季節です。ゴールデンウィークの弘前城の桜は毎年きれいみたいだけど、ピンちゃんは今年もお花見できませんでした。5月6日にはつくばで大きな竜巻が発生し、凄い被害で驚きました。エネルギーに換算するとどれくらいだったのだろうか。

    ギリシャで選挙があったけどごたごたは全く解決の糸口を見つけられないとか、家電量販店のビックカメラがコジマを買収とか、レディ・ガガのジャカルタ公演不許可とか、硬軟併せて国内外でいろいろあったんですね。そんな2012年の5月だけど、何といっても21日の金環日食はかなり話題になりました。

    意外に天文関係に興味がある人が多くて驚いてしまいました。ピンちゃんは当然のごとく酔って忘れてました(笑)。

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    5月のトータルページヴュー(PV)は、30033PV。ぎりぎり3万行ったけど、今月は31日あるので1日あたりは千以下ですね。せっかくフレッツ光になったのにふがいない感じはあるけど、先月あたりから仕事が減ってお酒を飲みすぎで、まともに頭が働かないことが多かったからなあ。残念。

    5月の人気エントリトップ5は、

    エロ賢いグラビアアイドル:優木まおみ
    社会復帰三日目
    闇夜は怖いけど暗いだけ
    祝!フレッツ光開通!
    ちびちび仕事して生きる

    ひさびさのトップは、まさにクイーン・オブ・赤貧日記の優木まおみちゃん。このエントリは永遠に不滅です。最近のまおみちゃんは何をやっているのかしら?2.は全然社会復帰できてないけどしたつもりの頃。放射能に怯える女性にやや同情してる。3.は明確に反反原発派な内容。やはりピンちゃんは、最終的にも原発全廃には反対です。4.は忘れもしない5月15日。ようやくインターネット環境が光になった。その割に赤貧日記の内容に反映されていないのはお恥ずかしい限り。5.は、半アル中としてひっそり生きますという内容。

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    いつもなら、この後アフィリエイト関係の報告が続くのだけど、今のところ進展はないので略。
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    っていうか、百まで生きてもあっという間だろうな
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      5月最後の日も酔っておりました。もはや酔ってない日を報告した方が早いのだけど(笑)。ということで、最近は酩酊してない方が珍しいのだけど、明日は仕事なので、体調と生活を元に戻さないとまずい。二連休とかになるたびにアルコール漬けになっていて、一歩一歩本物のアル中への道を突き進んでいるような気がするのだけど、微妙なバランスを保ちながら20年以上飲み続けているので、何とかなるんじゃないかなと楽観している。

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      ところで、赤貧日記を読んで下さっている皆様は、ピンちゃんの生活をどう思っているのかしら。40代半ばのくせに恋人もいない酒浸りのワーキング・プア──というのが、手短な自己紹介ということになる訳で、決して人様に自慢できるような生活はしていないのだけど、精神的なプレッシャーはあまりなくて、そこそこ満足できる生活だと自分では感じてます。

      もちろん、向上心がなさすぎると言われれば言い訳できないし、少子化の日本にあって結婚もせず子供ももうけず、税金も大した払ってないから、日本にはほとんど貢献していない。むしろ、無意味に進学したせいで相当の国費を無駄にしてしまったなと思わないでもない。けどまあ、その辺は、犯罪を犯したりしないでつつましく生きていることで見逃して欲しい。

      で、話を戻すけど、ピンちゃんの生活というのは、もちろん生きるために最低限の労働はしてるけど、それ以外だとお酒を飲んで小説を読んで漫画を読んで映画を観て。食通じゃないから、お金がなければ納豆卵かけご飯にお味噌汁で満足だし、BOOKOFFと図書館のおかげで、あまりお金をかけなくても小説は読めるし、一生かかっても読み切れないくらい小説はたくさんある。

      ──ということで、貧乏で不便なことや、心を許せる友人や恋人がいないことに一抹の寂しさを感じてはいるけど、それでもピンちゃんは自分が不幸だとは感じていないのです。皆さんの目には、ピンちゃんはどう映っているのでしょう?

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      泥酔意識朦朧生活続行中!
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        ふむ、月末だけど仕事がないので休みだ。お酒を飲むしかやることがない。なので飲んだので記憶がまたもやない。こんなことではいけないと思ってはいるのだけど、ピンちゃんの場合は、まずは死ななければいいや的な夢も希望も野望もない生活なので、どうしてもそうなってしまう。

        それでも惰性ながら赤貧日記だけは書き続けようと思っているので、なんとか再起不能まで崩れる一歩手前で踏みとどまっている感じです。

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        韓国人留学生「日本離れ」
        http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn201205290141.html

        外国人から見て魅力的な国かどうかという指標の一つに外国人留学生の数があると思うのだけど、もっと前から韓国人にとって日本は魅力のない国なのかと思っていました。ふと考えてみると、ピンちゃんが考えていたのは主に博士課程の理系の院生のことで、こっちは大昔から日本よりアメリカへ流れていたように思います。

        中島さんの「占い師スタジオ登場」とウソのテロップ 日テレが公式サイトで謝罪
        http://news.livedoor.com/article/detail/6608268/

        大した問題とは思わないけど、言い訳がひどいなあ。完全に騙していると思う。

        沖縄で高速道路にボウリングピン/米軍人の息子書類送検
        http://www.shikoku-np.co.jp/national/main/20120529000309

        これまた大騒ぎするほどの話じゃないと思うけど、米国人の親御さんはきっちりお灸をすえてくださいね。お尻ペンペン。

        競輪の中川大祐さんが事故で死亡
        http://www.nikkansports.com/general/news/f-gn-tp0-20120530-959744.html

        ダンプの前に無理やり割り込もうなんて死亡フラグもいいとこ。大型ダンプがどれだけ頑丈にできているか知らないのだろうか。見れば分かると思うが。

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        早朝の買い物
        味付けめかぶ3P:¥178
        わかば四箱:¥1000

        夜中の買い物
        スモークタン:¥198
        氷結ストロングレモン:¥201
        -196℃ストロングダブルGF:¥201
        鬼ころし:¥798

        〆て2576円の散財也
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        どうにも記憶が錯綜してしまっている
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          どうも昨日と今日の記憶が混濁してしまっているのだけど、午後5時50分頃に目覚めぎりぎり遅刻せずに済んだのは今朝のことみたいです。赤貧日記の更新が滞ると、すぐに訳が分からなくなってしまい困ります。

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          朝コンビニでの買い物
          おかずのっけ海苔弁当:¥298
          鶏五目おにぎり3個入り:¥238
          ウインナーマヨパン:¥118
          北海道ミルク&コーヒー:¥98

          仕事のあとの買い物
          一口鰊昆布巻:¥112
          バチマグロ:¥207

          〆て1071円の散財也

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          まあ、貧乏だから不幸と決まってる訳でもない
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            午前5時50分起床。くもり、のち小雨。

            さて、息もたえだえという感じではあるけど、なんとか今月もやり過ごせそうな今日この頃、皆様如何お過ごしでしょう。ピンちゃんは元気ですよ。

            ということでプチ寝坊。目が覚めてから大急ぎで会社に行き、ぎりぎり間に合ったけど、かなりアルコールが残っている感じ。気を付けてはいるんだけど、どうしても頻繁に飲みすぎてしまう。こんなことではいけなないと千回以上反省しているのに、いつも同じ過ちを繰り返してしまう。こんな調子で還暦まで生きてしまうのかと思うと(還暦まで生きるつもりなのだ)、少々気が重い。

            今日の仕事は某峠の道路維持関係。ピンちゃんの専門の仕事なので、働いたなあという実感がある。といっても、大したことはしていない。気分の問題である。どうやら6月からは忙しくなりそうだから、生活を立て直すまでもう少しだ。問題は6月20日の給料日までどうやって過ごすかということだけど、過去の経験からしてこの程度の窮乏状況ならなんとかなる。

            初夏のころの北海道は過ごしやすいから、のんびり部屋で貧乏生活を謳歌しようと思ってます。

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            ところで、最近話題になっている生活保護について、まだ書き足りていないような気がしてます。古くからの赤貧日記読者ならピンちゃんが母子家庭で育ったことを知っていると思うのだけど、古き良き昔の日本の貧乏家庭で育ちました。話題になっている河本さんも何やら母子家庭であったようで、少しく親近感があるのはそのせいかもしれません。

            ところで「オカン」という言い方はどこの地域のものなのでしょう。漠然とした印象では関西かなと思っていたのだけど、リリーフランキーさんは九州出身のはずなのに、オカンという言葉を使っていたように思う。ピンちゃんは赤貧日記の中ではママンとか愚母とか、或いは母と書いてるけど、実際はおかあさんと言ってます。

            それはいいとして、母子家庭だったピンちゃん家はとうぜん貧乏で、母が働いていた給食センターからの残り物が主食みたいな生活だったのだけど、幸運にもピンちゃんも兄貴も成績は良く、体も丈夫だったし、ママンの過剰な愛情に包まれて育ったので、ピンちゃんは幸福に育つことができたのだけど、河本さんはどうだったのだろう。

            この件についてはいろんな意見があることを知っているけど、ピンちゃんはやや河本さんに同情的である。けれど、河本さんに非がないとまでは断言しない。本人が言っていたみたいだけど、考えが甘かったということはあるだろうと思う。もらえるもんならもろうとこ、くらいの考えだったんでしょう。その点は本人も謝罪していることだし、許してあげて欲しいな。

            さて、ピンちゃんが書き足りないと思ったのは、日本人のモラルのことで、昔なら恥ずかしいとか世間に顔向けできないという感覚があったと思う。いまでもあるから、本来なら生活保護を申請すべきひとが餓死したり、ひとしれず病死したりしている。この辺が微妙なところで、やむを得ない事情があれば生活保護を受けるのは正当な権利なはずなのに、昔の感覚では恥ずかしいことと感じるのである。

            ピンちゃんのママンもまさにそういうタイプの人で、手取りが10万円に満たない給食センターのパートで歯を食いしばりながらピンちゃんと兄貴を育ててくれた。感謝しない訳にはいかないのだけど、生活保護は恥ずかしいと思わない人々が増えたことはやはり問題だと思う。

            昔生活保護を受けていた人たちは、ことに田舎なら、周りの目を気にしながら生活していたであろうと思うけど、本来なら正当な理由があって生活保護を受けている人が肩身の狭い思いをするのは気の毒ではある。けれど、それくらいはしょうがないのではないかと思う。つまり、ピンちゃんは、もらえるものなら貰わないと損という考えより、生活保護を受けていて申し訳ないなという考え、感覚の方を支持する。

            日本人からそういう感覚が失われ始めているとすれば、やはり残念ではある。

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            死ぬまで生きるというのは哲学ではなく心意気である
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              正午頃起床。晴れてはいなかったような。。。

              このエントリをどう書こうかなと思っていたら、いきなり昨日のことを思い出した。午前中の早い時間──確か午前9時頃に起きだして「王様のブランチ」を見た。この番組は小説情報が豊富で、似たような番組は他にない。ちょっと言葉で説明するのは難しいのだけど、TBSのよい面が出ている番組だと思う。

              金曜に働いて、土日と週末二日間の連休だから、何か有意義というか建設的なことがしたいなと殊勝なことを考えていたことまで思い出してしまった。ツイッターにそうつぶやいたら、finalvent氏が「ツイッターしていたら」だったかな、何かそんな意味のことを返信してきたことも思い出した。

              何というか、ベント氏特有の気の抜けたコーラみたいなギャグである(笑)。自分の構想としては、掃除洗濯してから部屋にあるパソコンのデータを処理しようかなと思っていたことも思い出した。記憶というのは不思議なもので、昨日の赤貧日記を書いたときは全く思い出せなかったのだけど、糸口をつかむと、芋づる式にいろんなことを思い出せる。記憶とは不思議なものですね。

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              いつ頃からだったのかは思い出せないのだけど、実は自分は昔の記憶を映像として思い出せることに気づいた。そんなに大昔からではなくて、ここ5年とか10年くらいの話である。もっと前はどうだったのかは思い出せない。気づいたら、やたらと映像としての昔の記憶が蘇るのです。

              冷静に分析すれば、ピンちゃんのアル中度がいよいよ増してきて、脳みそのどこかに保存されていた記憶データが、たまに混線して脳裏に浮かぶのかもしれない。どんな映像を思い出すかといえば、主に昔の同級生たちである。ピンちゃんは、小学生、中学生、高校生、大学生、大学院生と友に似た人たちがいたのだけれど、今でも連絡を取り合ってる人はいない。かりそめの知り合いたちだったと言うべきだろうか。

              こちらから連絡を取れる友に似たひとは一人、小中高と同級生だったK曽君だけである。たったひとりの友人といえるK曽君にしろ、日常的に連絡を取り合って近況を確認したりはしない。たまたまの高校の同級会で連絡先を確認しあったから知っているだけで、今後死ぬまで二度と会わないかもしれない。

              意識して過去の友人たちから疎遠になろうとしている訳でもないけど、積極的に彼ら彼女らと会って遊びたいとも思っていない。ピンちゃんは中学までは地元で、高校は汽車で25分ほどのところにある町の高校に進学したのだけど、その時の開放感を今でも覚えている。地元が嫌いな訳ではなかったのだけど、自分を知っているひとがほとんどいない高校へ進学できるのが嬉しかった。

              大学に進学するときも、北海道から逃げて、本州で生活できるのが嬉しかった。当時のピンちゃんが何から逃げたかったのかよくわからないのだけど、少なくとも半分くらいはママンの過剰な愛情から逃げたかったのでしょう。ふたりの子供が幼かったときに夫を亡くしてしまったママンは、人生の目的が子供になってしまったのですね。

              そしてピンちゃんはママンからの過剰な愛情に辟易し(偉そうに!)、どうしたって北海道から外に逃げたくて、なんとか内地に場所を見つけたのです。

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              話がそれてしまったのだけど、今日何をしていたのかと言えば、小説を読んでいました。大石英司著『反乱!ロシア原潜艦隊』です。裏表紙を見ると、1992年4月30日初版一刷発行とある。ソ連崩壊をいつだと見るかは諸説あるだろうけれど、一応は、、1991年12月25日にゴルバチョフがソ連大統領を辞任した日であるとしてもいいでしょう。

              で、大石さんの小説の設定はその直後で、しかも、ソ連崩壊隊によるドサクサで、当時の最新鋭の原子力潜水艦などが脱走するという大胆な設定なのです。明日は仕事だからとお酒は我慢して大石さんの昔の小説を読んで、読了しました。そして、ある事に気づいたのです。ピンちゃんは潜水艦のことを何も知らない!

              そこで、youtubeで多くの映像を見ました。復習というか、最低限の知識があれば、もっと大石さんの小説を楽しく読めるに違いないと思ったからです。

              我らが帝国海軍について語るなら、まずは食事です(笑)。



              ピンちゃんは潜水艦の厨房に興味津々だったのだけど、かなり本格的な厨房ですね。日本の潜水艦の乗組員は何人くらいなんでしょう。たぶん、百人前後が多いのではなかろうかと思うけど、それくらいの人間が暮らすなら、食事は重要なファクターです。

              くろしおラーメンなるものの作り方を丁寧に説明しているけど、普通のラーメン屋と同じで、要するに美味しい食べ物を作るのはどんな状況でも同じです。丁寧に作るに限る。



              まあ、我らが帝国海軍の食事について言及するなら、海軍カレーを無視する訳にはいかない。ピンちゃんは軍オタじゃないけど、毎週金曜日だか土曜日に決まってメニューがカレーらしいということは知っていました。毎週作るからには美味しくないと不満が出るだろうけど、伝統として続いているのは、美味しいからでしょう。ちゃんこ鍋みたいなものだろうか。



              あまりおちゃらけた話だけではいけないだろうから、真面目な話のyoutubeもご紹介しておきます。テレビ東京で月一くらいに放送されている日高レポートです。どういうコネがあるのか知らないけれど、なうあー日高さんは、あんなに英語の発音が悪いのに(笑)、いつも米国の重要人物からインタビューをとれます。何か理由があるのだろうけど、この件に対して揣摩臆測を書く人はいないようです。

              大した根拠がなくても適当なことを書くマスコミが、日高さんの番組について表立って異論というか、なぜ?と書かないのか不思議でなりません(笑)。まあ、世の中はそれ程単純ではないから、何かしら理由はあるのでしょう。ピンちゃんはその理由をあまり気にしないけど。

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              河本がんばれ!
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                今週は一生懸命に働いたので、昨晩は自分で自分にご褒美を、ということでしこたま飲んだ。なので途中から記憶などない。どうせ大したことはしてないことだけは確実だし、記憶もないので、日記形式で書くことな何もない。

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                ということで、最近話題の生活保護問題について思うところをるる語ろうかと思う。と言っても、大した考えなどはないけど(笑)。

                まずは事実関係を確定しないといけないのだけど、ちょこっと検索してみても細かいところがよく分からない。幾ら暇人のピンちゃんでもそんなに時間をかけて調べるのは面倒だし。漠然とした印象によれば、どこかの女性誌が「人気お笑い芸人」の母親が生活保護を受けていると書いた。年収数千万円なのに、と。ひと月くらい前だろうか。

                それは事実で、ネットではすぐに次長課長の河本氏だとの情報が流れた。まあ、ピンちゃんもネットジャンキーだから、2ちゃんねるやツイッターですぐにキャッチした。こういう事実が判明した時の(或いは最終的に誤解だったとしても)2ちゃんねらの行動様式をピンちゃんは熟知している。何しろピンちゃんは、あめぞう時代からのネットジャンキーである。

                もちろん、事態は予想通りに動き、最初はネット上で情報強者を自負しているネット民が河本氏や吉本興業を叩き(なぜかネットにはよしもと嫌いが多い)、当然のごとく河本氏を在日朝鮮人認定(笑)。どういう魂胆かは不明なれど、れっきとした国会議員の片山さつき議員が参戦し、事態はネットだけでなく、リアルな世界でも大騒動となった。

                その後、やや良識的なネット民たちが事態を知るにおよび、いくらなんでも片山議員はやりすぎだろうという意見も少なくない。様式美と言っていいくらいの流れなのだけど(橋下さん騒動も構造的には同じ流れだ・笑)、これらが大まかな流れだとした上でピンちゃんの所見を述べたい。

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                まず、法律的なことはよく分からないけど、河本氏の母親が生活保護を受け始めた頃には幾らなんでも違法性なんてなかったでしょう。河本氏も芸人として駆け出しで、自分が食べるだけでも精いっぱいだっただろうし。ネットで情報を調べまくれば、河本氏がいつくらいから人気が出始め、いつ結婚し──などということくらいは分かるのだろうけど、ピンちゃんはそこまで他人のプライバシーを知りたいとは思わない。自分だって知られたくないし。

                だから、どんな事情かは知らないけど、子供からの援助を期待できなかった母親が生活保護を受けたことに何の問題もなかったと思う。この辺までは常識的なひとなら誰もが肯定してくれるはずである。問題はここ数年──明らかに河本氏が売れっ子芸人としてテレビの常連になってから。

                いかなる事情があれ、他人の懐具合を忖度するのは下品な振る舞いであるとピンちゃんは思っているけれど、とにかく問題になっているのは、河本氏が推定年収数千万円もの高額所得者になっているはずなのに、それでも実の母親が生活保護を受け続けたという事実が問題になっている。

                何か家庭内で不和があって親子の縁を切っているなら分かるけれど、河本氏は「オカン」ネタで稼いできたではないか──というのが批判の骨子になっているようである。実際親子仲は悪いようには見えない。

                ・・・

                そうであるならば、河本氏の件は何が問題だったのであろうか──と問えば、恐らくは法律的な話よりもモラルということなんでしょう。ピンちゃんが思うには、ネット世論(特に2ちゃんねる世論)というものには過剰に正論主義的なところがあり、厳密には違法行為じゃなくても激しく批判してやまない人々がいる。

                インターネットが世に広まる前から左翼の人々はその傾向があったとピンちゃんは思っているけど(笑)、所謂そのネット版がネトウヨと呼ばれている人々でしょう。右と左のベクトルは正反対に見えるけど、実は同じ人々です。

                違法性はないのにこんなに騒がれ、謝罪会見までやらされた河本氏は気の毒だけど、それが人気商売というものだし、日本人の気質からして、もっと早くに涙の謝罪会見をやれば傷は浅かったと思うのだけど、どうにも吉本興業の対応がおかしかった。何かを隠しているんじゃないかと憶測させる対応で、その手のおかしさをネット民は見逃さないから、火に油を注いだといってよい。

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                ピンちゃんは昔の尖っていたころのダウンタウンが好きだったけど、丸くなった最近のダウンタウンも嫌いではない。年と共に芸風が変わってくるのは仕方のないことで、芸人は年を取るのに、若い客は次から次へと生まれてくる。

                ところで、ピンちゃんの好きなダウンタウンのまっちゃんが昔語っていたことを思い出す。たまたま腕を怪我して包帯をしていたときは、どんなに頑張っても客はウケてくれなかった、と。その述懐には笑いの極意の側面を語っていると思うのだけど、芸能人全般にも言えることだろうと思う。

                ピンちゃんは中森明菜さんがマッチの自宅で自殺未遂をしたときに、時間がたてばなんとか盛り返せるんじゃないかと思っていたけど、やはり無理だった。マッチは男だし、表立った芸能活動を避け、レースかなんかをやればよかっただろうけど、あれほどの歌姫だった中森明菜でも自殺未遂した人──という世間の目には勝てなかった。

                松田聖子さんだってスキャンダルには事欠かなかったけど、今でも生き残っているのは、結局のところ自分の弱さを見せなかった点にあったろうと思う。芸能人であっても、内面はいろいろあるだろうけれど、生身の人間性を世間に見透かされては芸能人として生きていけない。

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                話は戻るけれど、河本さんはお笑い芸人として再起できるだろうか? ピンちゃんの感覚としては、彼は今回の騒動でかなりの傷を負ったように思える。例えば藤山寛美くらいのひとなら、金銭スキャンダルも芸の肥やしみたいな話になるのだろうけど、今のお笑い芸人ヒエラルキーで中堅レベルの河本氏が、腕に包帯を巻いた状態で観客を笑わせることができるのか。

                いまやネットでは、母親だけじゃなく、姉に叔母AとBも云々と騒がれている。それが事実であろうがなかろうが、本当は他人にとっては大した話題じゃないはずだけど、とりあえず騒がれている。嫌な時代になったものだと思うけれども、今の芸能界ならしょうがないとも言える。恐らくは、若手芸人を集めた番組から家族ネタは消えるであろう。

                ・・・

                テレビの地位低下とともに番組予算が削られるようになり、お手軽な若手お笑い芸人を集めた番組ばかりになってしまったけど、畢竟テレビなんて嫌なら見なくてもよい。テレビの作り手も、テレビを見る側も、大してやる気がないのである。いや、作っている側は本気なのかもしれないけれど、昔日本中の庶民が街頭テレビにかじりついていたほど本気の観客はいないし、やはり作り手の予定調和なのでしょう。

                いったい何を言いたいのか自分でもわからないから結論もないし、そもそもこんなことを書くつもりでもなかったのだけど、とにかく、河本さんは満身創痍の包帯姿の自虐ギャグで再起を図るしかないのではないかという思いつきの助言をもってこのエントリは終わる。

                終わらないと困る。河本がんばれ!
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