ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
みなさま、よいお年を
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    午前5時半起床。一応晴れていたような。

    無事目が覚めて安堵しながら昼のお弁当の用意。今年最後の所持金その他を一番下に書くけど、1月の給料日まで苦しいやりくりが続く予定なのである。一杯分のみそ汁を作ったりしていたら、意外に時間がかかり、6時10分頃家を出た。会社に寄って、仕事に必要なものなどを用意していざ出発。

    北海道のこの時期なら大した冷え込みではないけど、早朝だから道路はツルツル。大型車とすれ違う時に緊張する。わだちにハンドルを取られ、反対車線に突っ込むことがたまにあるのです。街中でも油断は禁物なのだけど、中山峠あたりも危険です。ピンちゃんは仕事であちこち走るから、それなりに雪道運転には自信があるけど、それでもいきなりすべりだしたりするす。

    朝6時半過ぎに現場に到着し、今から12時間の長丁場。巡回パトロール自体は3時間毎だから楽な仕事ではあるけど、喫煙場所が指定されていてしかも待機場所から少し距離がある。これだけが残念なのだけど、それ以外に文句はない。今年は今日で終り、明日から新たな一年が始まるのだなあ。しみじみしちゃいますね。

    ・・・

    無事仕事は終り、いつもの地元スーパーで買い物しようとしたら閉まってる。ああん、なんか仲間外れにされた気分。しょうがないからイオンに行ったら、食料品売り場は閑散としていて、めぼしい出来合いの食品は売り切れていた。せっかくの大晦日なのに、冴えないなあ。

    まあいいや。夜8時過ぎに帰宅してNHK。もちろん紅白を見るためである。清く正しい日本人は、或いはコタツで、或いは卓袱台を囲みながら紅白歌合戦を見ることに昔から決まっていた。実家から出て生活している家族たちは万難を排して実家に戻り、紅白を見たのである。視聴率90%だったのである。

    日本人の意識も生活様式も、家族のあり方も変わり、紅白の視聴率も50%を切ってしまった。すなわち、日本人の団欒は失われたのである。西洋のクリスマスには団欒が残っているようである。少し昔までの日本では、年末年始の自殺者が多かったという文章をで見た記憶がある。現在はどうだろう。

    そういうピンちゃんも、大晦日に実家に帰ること稀になってしまった。しかも、年賀状は20年も昔から出さなくなっている。日本人の麗しい伝統を半ば拒否してきた自分が、その伝統がなくなったと嘆くのは矛盾であるけれど、やはり一抹の寂しさを感じる。ピンちゃんは合理的に生きてきたことなどないのだ。

    ・・・

    紅白では、『ゲゲゲの女房』の主題歌『ありがとう』を松下奈緒さんがピアノで弾いている。ちょっと演奏時間が短いのが不満だけど、心が洗われるようである。そして、いきものがかり吉岡聖恵ちゃんが歌い出す。いつもよりおさえ気味の歌唱が心に染み入る。

    NHK連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」オリジナル・サウンドトラック
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    次は桑田さんである。やはり羽織袴だ(笑)。その後の歌い手さんは割愛。

    12:45からの「ゆく年くる年」を見ながら、ピンちゃんの平成22年は終わったのでした。

    みなさま、よいお年を。

    所持金:8040円
    口座残高:252円

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    2010年12月の業務報告
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      さて、今年最後の業務報告になりました。確か11月は初めて4万PVを超えたのだけど、今月は37500PV。これでも十分なアクセス数だと思います。思い起こせば9年前、さるさる日記で「ピンちゃんの赤貧日記」を始めた頃は、1日3アクセスとかで、そのうちの1アクセスは自分みたいな感じだったのですから。

      赤貧日記@JUGEM版の今月の人気ランキングは、

      1.エロ賢いグラビアアイドル:優木まおみ
      2.自給自足生活で18年…大自然の小さな家
      3.I don't want to go home in the dark
      4.世界の村で発見!こんなところに日本人3
      5.何れの処か酒を忘れ難き 天涯旧情を話す

      1位は不動の人気エントリ。もはや、なぜ人気があるのか詮索するのはやめました。優木まおみちゃんの人気に脱帽。2位は、これまた人気のあるテレビの紹介エントリ。4位もそうですね。3位がかなり昔のエントリで不思議なのだけど、民主党に対する予想が当たっていたからでしょうか? 5位も理由が分かりません。タイトルがかっこよさげだけど、太宰治『津軽』の中に引用されていたものです。

      ・・・

      お次は業務報告のメインコンテント、アフィリエイトについて。Google AdSは千円をちょっと超えました。アマゾンも同様に千円を超えてます。ありがとうございます。月に2千円を超えるとは、調子よいです。皆様に感謝します。次なる目標は、プロバイダ料金をアフィリエイトで賄うことでしょうか。来年こそは、と思ってます。

      さて、今年1年、皆様のおかげで充実したネットライフをおくらせて頂きました。改めて、ありがとうございます。ピンちゃんの赤貧日記は来年も続きますので、変わらぬご愛顧の程、よろしくね。

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      年の瀬の北海道より
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        午後3時過ぎ起床。天候不明。

        祭りの後の寂しさとはまた別の、倦怠感に包まれております。昨晩酔った勢いでツイッターでおだちまくっていたピンちゃん。思い返すと死んでしまいたい。雪が積っていたらかまくらを作って中に篭りたい。いや、かまくらの中って、意外とあたたかいんですよ。などと関係ない話でごまかしておりますが、お酒を狂い水とはよく言ったものであります。

        ところで、昨夜28時近くになってから『マルタの鷹』のDVDを見始めて、途中で寝てしまったのだけど、ハンフリーボガードの口舌が驚くほどはっきりしている。他の登場人物も台詞がはっきり聴こえるので驚いてしまった。昔の外国の俳優は、そういう面も相当訓練していたんですね。それにひきかえ、黒澤映画などを見直すと、台詞が聞き取れなくていらいらすることがよくあります。単に音源の保存状態が悪いだけかもしれないけど。

        ・・・

        何だ菅だといってるうちに年の瀬もおしせまってきた訳ですが、ピンちゃんは明日の朝から三日間お仕事です。普段はあまり仕事がないので、皆さんが休んでいる時でも仕事があるのは助かります。来年の年末は仕事以外のことをして過せる身分になっていればよいのですが、それは来年のがんばりにかかっておりますね。とりあえず、明日を大過なく過せれば、今年も低空飛行ながら健康に恵まれ新たな知遇なども得て、まずますの1年といってよいかと思います。

        おかしな言い方になりますが、ピンちゃんが生きていく上での最低ラインは死なないことなので、なんとか食べていかれて、しかも毎晩のように晩酌できるのだから、それほど悪い生活でもないと思ってます。

        今年も残すところあと二日なので、ことし1年を振り返ったりしているのだけど、そういえば夏場はめちゃくちゃ暑かったんですよね。喉もと過ぎればなんとやらで、あんなに暑い暑いと言っていたのに、もはや遠い昔のことみたいです。昨日の赤貧日記のタイトルは「四季に何の意味があるのかと」にしたのだけど、別に厭世的になってる訳ではありません。

        年の瀬はとくに時代劇や歴史ものの番組が増えるので、大昔から春夏秋冬は繰り返しているのだなあと、阿呆のように思うのです。地球の自転軸が傾いているから四季があるのだとあたりまえのことを得意げに書いたりしたけれど、二二六事件の東京にも雪が降っていたんだな、などとぼんやり思うのです。

        「龍馬伝」の総集編などを見て、ちょっと興奮してるんでしょうね。
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        四季に何の意味があるのかと
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          午前9時頃起床。窓の外は晴れっぽい。

          すぐにでも飲みだしたいところだけど、我慢。今日は昼過ぎに年末年始の仕事の打ち合わせがあるのだ。正午半ばに出発したのだけど、外に出てみると雪だった。どうやら年末も荒れ模様らしい。某工場で年末年始の巡回パトロールの打ち合わせを済ませ、地元スーパーへ寄ってから帰宅。正月休み用に凄い量の買い物をしている人が目に付く。ピンちゃんは、発泡酒、日本酒、寿司などを購入。

          後はコタツと合体し指先で電脳世界と接続され、完璧なコタツムリの完成である。こんな生活では足腰が弱ってしまうのだけど、31〜2日まで仕事で某工場内をパトロールするので、その時に少し回復するであろう。

          ・・・

          18:30からテレ東「超歴史ロマン“戦国&幕末ミステリー 完全決着SP」なる番組を観ているんだけど、いまひとつかなあ。最初は、本能寺の変で殺された織田信長の死体が見つからなかったという話。次が、豊臣秀吉毒殺説。犯人はお江(おごう)ということらしい。お江というのは、織田信長の妹お市の娘で、茶々の妹。秀吉に何度も政略結婚させられる。

          それを怨んで秀吉を毒殺し、それだけでは怒りは治まらず、徳川家の御世継ぎから徳川の血を断絶させようと画策していた──というのが番組の説らしい。いつものネット番組欄から引用すると、
          2代将軍・徳川秀忠の正室・お江に浮上した“秀吉暗殺疑惑 と“幕府乗っ取り計画 、また、“本能寺の変 “龍馬暗殺という2大暗殺ミステリーを徹底解明!そして女の嫉妬と欲望が渦巻く大奥で起こった、二人の将軍の不可解な死の真相…。さらには、さらには、明智光秀の娘として生まれ、細川忠興の正室となった・細川ガラシャ。関ヶ原の勝敗を決めた彼女の死の謎を暴く!

          ふむ、お江は三回ほど結婚し、生涯に十人の子をもうけている。最後の出産は三十四歳であったらしい。二十五で年増、三十で大年増と呼ばれていた時代だから、相当の高齢出産である。ピンちゃんは今ひとつ日本史に詳しくないのだけど、戦国時代から江戸時代にかけての出来事は、ほんと面白いですよね。

          ・・・

          21:00からは何を観るか迷ってしまう。といいつつ「ビートたけしのガチバトル」を横目で見ながら、えいねんさん、saluerさんの三人でツイートしまくり。わけわからん三人組。えいねんさんはFMラジオでクラシックを聴くのが大好きな人なのに、かなり邪魔をしてしまった気がする。すんません。

          私は私で、テレビを横目で見ながらツイートして、BBCラジオを聴いているのだから、それなりにいそがしいのです。しかも飲んでるし。なんだかなあ、なんだけど、ヒキコモリの半アル中のコタツムリにとっては楽しい時間を過させてもらいました。

          ツイッターに熱中しすぎて『少年メリケンサック』観るの忘れていた。宮藤官九郎さんの作品って、どれも面白いのだけど、こちゃこちゃしていて、ちんまい話が多いなあ。それがよさではあるけど、一生この芸風でいくのかしらん。

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          ちょっと早い今年のお礼の言葉など
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            午前7時頃起床。窓の外は晴天っぽい。

            ひょっとしたら外出して片付けるべきことがあるような気がして我慢していたのだけど、昨晩のお酒が抜けてきても特に思い当たることがない。北海道のアイヌ語由来の知名について考えていたついでに、開高健『ロビンソンの末裔』を本棚から引き出してみた。文庫本解説の佐伯彰一氏の文章が的確である。再読するか迷ってしまう。

            何かに迷った時は、とりあえずお酒を飲むのが紳士のたしなみである。なので、白菜キムチを肴に、日本酒を飲みだした。これで、もう車で外出できないことは決定である。またもや、今日一日、時間を無駄にするのである。樽の中で何やら考え事ばかりしていたひとが昔はいたそうだけど、ピンちゃんは炬燵でお酒を飲むだけの人である。

            哲学と科学が分離する前の時代の賢人は、実は結構楽だったんじゃないの、などと思う。なんとなれば、現代なら算数クイズみたいなことを考えるだけでも哲学足りえた──などと夢想するのは思い上がりというもので、数千年前の幾何学は、現代の相対性理論であり、量子力学であったろう。ピンちゃんに思いつけるはずがない。後から知っただけである。

            ・・・

            休みが続くとどうもいけない。本格的なコタツワーカーとして内向きなことばかり考えてしまう。日本人のたしなみのひとつとして、ピンちゃんも平成22年(2010年)を振り返り、或いは反省し、或いは来年の展望を述べるべきであらう。柄にもなく文体が擬古文っぽいのは、日本人としての本能が少しだけ甦っているからであらう。

            ゾロアスター教徒なのに、クリスマスなどという異教徒のイベントに心を惑わせたことを反省しつつ(嘘)、年末年始だけ日本人として襟を正すのである。春になり、桜が咲き初めれば、もっと日本人になれるのにと思いつつ嘆くのである。だからせめても日本酒を飲むのである。酔っ払いの言い訳なのである。

            で、今年の出来事なのだけど、なんかあったかなあ。全体的な印象は、政治的な流れで公共工事が減って、道路工事も減ったので収入の少ない1年であった。特に文句はないのだけど、デフレ傾向はつづくんだろうなと漠然と感じる。もはや中年で、お酒を飲みつつネットできれば満足なピンちゃんにはどうでもいいことだけど、こんな時期に大学を卒業する若人諸君にとっては洒落にならない状況なんでしょう。

            次は何かなあ。部屋にいる間中、ずーっとBBCラジオを流しつづけているので、ヒヤリング・コンプレヘンジョン能力は高まった。耳をすませばだいたいの単語は聞き取れる。聞き取れるけれど、音として英単語を聞き取れても知らない単語の意味は分からないままなので、英語力は高まってない(笑)。

            あとは、窓枠とカーテンを掃除したことくらいかな。床の上は混沌が支配していても、窓を見ると清潔な感じがするので気分はよろしい。

            ・・・

            あとは、ネットを通して何人かの人と知り合えたことかな。ピンちゃんの赤貧日記はもとは「さるさる日記」で書き始めたので、あだやおろそかにはできないネット活動の出発点なのだけど、そんな訳で、「さるさる」の他のひとの日記も一時期熱心に読んでいた。なので、えいねんさんというひとの日記もかなり昔から知っていた。

            ただ、えいねんさんの「ひんぷるらいふ a.k.a. 貧食日記」は記述がとても淡白で、どういうひとなのか分かりかねていた。たまたまメールや、もうひとつやってる「貧食日記:携帯写真分室」のコメント欄などのやり取りで、どんなひとか分かってきたのだけど、まだ謎の多い人物である。クラシック好きなお洒落さんである。

            もうひとりは、saluerさん。どういういきさつで知り合ったのか思い出せないのだけど、赤貧日記のコメント欄とか、酒スレだったような気がします。今は、ツイッターのお友達。ピンちゃん並にいつも酔ってるような気がするひと。従って、いいひとです(笑)。

            更にもうひとりは、enneagram氏。何をどう思ったか知らないけど、ピンちゃんのことを高く高く評価してくれているらしい稀有の人(笑)。毎日コメントされて、嫌になって酔った勢いでもう来ないでとか書いちゃいました。

            Bloga enneagramica」「洛書通信」というふたつのブログを運営されてます。勝手に紹介していいのかしらと心配になるのだけど、たぶん、問題はないでしょう。前者のブログでは、中島みゆき様のことが詳しく取り上げられているのだけど、音楽的なことはよく分からないので、もっと文学的な面を取り上げて欲しいなと個人的には思ってます。

            他にも今年ネットで知り合ったひとはいるのだけど、ピンちゃんの中で特に気になっている3名ということで、ご登場願いました。

            ・・・

            今年も残すところあと僅か。皆様方の今年一年が充実したもので、来年も更に充実した年になることを祈念しつつ、ピンちゃんは酔っ払いつづける所存です。

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            What if someday ashes
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              Getting up at about noon. Cloudy.

              I'm keeping indoors because there is no work any longer in this year. Actually I have nothing to write on here because it doesn't do anything today. Certainly, I have nothing to do today without breathing, winking, and the toilet sometimes.

              Oh, my gosh! It was a chance to sweep my room completely for a few days. But I could not notice such a good idea. By now, I have no guts to do so. I'm drunken. Add that I don't have the purpose of life, if the clever person who has the purpose may not fool away like me.

              If I had married in my 20s and got a child, I had hard worked to feed the family. I think it's a banal life as a man(or like as animals?). But I became the cold-hearted man for a romance like a reptile at some point in my life.

              Fact that, I am not feel like doing anything. Even as I realized the lack of ability for the physics, I have biten off more than I can chew and failed. If at all possible I wanted to lose myself into the physics, but I could not. I think that an incomplete is sin.

              Punishment as a half dead man of bad games, will continue until the end of my biological activity. It is the terrible trouble but I have to accept.

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              いつか灰になるものならば
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                正午頃起床。くもり。

                もはや仕事はないので、ヒキコモリモード。ほんと、今日は何もしていないので、書く事がない。もちろんお酒は飲んでるし、呼吸をしたり瞬きしたり、たまにはトイレに行ったりしてるけど、それ以外で何かしたかといえば、何もしていないのである。

                ああ、よく考えてみたら、それこそ大掃除のかっこうのチャンスであるのに、この文章を書きながらようやく気づくという体たらく。当然、大掃除なんてやる気にならない程度に酔っているのである。人生に目標がある人なら、こんなだらしない過し方はしないんだろうけど、ピンちゃんはいまだにはっきりした目標が見当たらない。

                20代あたりに結婚して子供でもいれば、余計なことは考えずに働いて家族を養うというのが一般的なんだろうし、そういう人生が人間的(動物的?)なんだと思うのだけど、残念ながらある時期以降のピンちゃんは、恋愛に対しては爬虫類のように低体温なひとになってしまった。

                というか、大抵のことに対してアクティビティが低い。分不相応に物理の研究に精力を傾けすぎて、他のチャンネルが退化してしまったかのようだ。どうせなら、生きていくのも嫌になるくらい没入できればよかったのに、そこまでの根性もなかった。中途半端は罪だなと思う。

                半分死んだダメの人として生きる罰ゲームを、生物としての自分の活動が終わるまで続けるのであろう。困ったことであるが、致し方ない。

                ・・・

                夜は『JIN-仁』というドラマのダイジェスト版を観ていた。面白いと評判になっていたのは小耳に挟んでいたけれど、ついに一度も観ないままだったので興味深く眺めていた。久しぶりに2ちゃんねるの実況板に書き込みながらの鑑賞である。

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                原作の漫画のほうは村上もとかさんの作品らしいのだけど、どういう訳か現代の外科医が江戸時代にタイムスリップしてしまう。当然、当時は誰も知らない医学知識を身につけているのだけど、自分が誰かを治療して命を助けることで歴史に介入してしまうのではないかと悩んだりしている。

                ピンちゃんならそんなことで悩むことはないと思うのだけど、漫画だしドラマなので主人公は悩まないといけない(笑)。さて、本当にピンちゃんが江戸時代にタイムスリップしたら何ができるだろうと考えてみると、実はほとんど何もできないことに思い当たってしまった。

                主人公の南方仁はまだしも現役の外科医だったから、いろいろ工夫して手術したり出来ていたけど、いまやピンちゃんは物理学の細かいことを相当忘れている。物理学辞典でも持ち込めればいいけど、手ぶらで江戸時代にいったなら、現代レベルの物理学を頭の中の知識だけで再現するのは絶望的である。

                ピンちゃんの知りあいの素粒子物理のI田先生は、理論物理学者なら紙と鉛筆だけで無人島に行って、量子力学と電磁気学の教科書を書けなければいけないと仰っていたのだけど、ピンちゃんには無理だ。10年前なら、へっぽこ量子力学の教科書なら書けたかもしれないけど。う〜む、継続は力なり。10年間のブランクで、ピンちゃんの脳みそはすっかり退化してしまった。

                ──などと思いながら、『JIN-仁』というドラマを眺めていたのだった。

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