何時に起きたのか思い出せないけど、外は強風が吹いていた。
ピンちゃんから見た今年の10大ニュースなんかを呑気に書いていたけど、日本国内も世界も揺れてます。まずは、国内から──
・女優松たか子(30)、ミュージシャン佐橋佳幸(46)両氏入籍
・女優麻生久美子(29)スタイリストの伊賀大介(30)が28日電撃入籍
・人気俳優オダギリジョー(31)と女優の香椎由宇(20)が27日結婚発表
・ココリコ遠藤章造(36)と、タレント千秋(36)が離婚
──えーっと、他にありましたっけ? もう、日本国内大荒れですよ(笑)。
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今日は『大間のマグロ一本釣り』の番組と『吉原炎上』を観ました。どちらも面白かった。
ピンちゃんの記憶によれば、テレ朝で石原軍団肝いりの番組で大間の一本釣りを取上げたのも今年だったような。番組に拠れば、200キロクラスのマグロを1本揚げれば、100万円以上の収入になるとか。船がリースだとして、燃料代もろもろの経費を考えても、大物を月に3本くらい捕れば、なんとかペイするんじゃないかしら?
それだけ難しいのだろうけど、たまたま番組では、すんごい豊漁で、大間近海では1日でマグロが60本以上揚がったらしい。マグロの重量と値段は比例しないらしく、100キロ前後の獲物だと、多分50万円以下なんだろうけど、それだってかなりの稼ぎだし。
番組を観て思ったのは、独りでのマグロ1本釣りは不利で、気心の知れた手伝いがいたほうが魚群を追いかけるにしろ、釣り上げるにしろ、明らかに有利だった。番組で取上げられていた夫婦ふたりの漁師さんは、独りより仕事しやすそうだった。
それよりも、大型船で助手ふたりを従えたひとが、他を差し置いて嵐の海へ一艘だけ漁に出たほうが興味深かった。番組では小さい扱いだったけど、経費をかけて最新の道具を揃えていたその船は、一晩で5、6本のマグロを揚げていた。
番組の主題「大間の昔ながらの猟師の生き方」とは話がずれるから、大きくは取り扱わなかったんだと思うけど、昔ながらのやりかたより、実は科学的漁法に利があるということも、この番組のディレクターはさりげなく表明したかったんじゃないのかな。
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さて、世界はもっと揺れている。パキスタンでは、ブット元首相が暗殺。
ピンちゃんが思うに、発展途上国、政情不安な国が核を保有して一番困るのは、こういう事態なのです。パキスタンの核が、インド以外のどの国に向いているかは知らないけど、物騒な話です。
まあ、中国の核ミサイルだって日本を標的にしているんだろうけど、さすがに中国は政情的には安定しているから、まだしも危険度は小さい。
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なんてことより『吉原炎上』ですよ。とてもよいドラマだった。ピンちゃんに断わりも無く、観月ありささん、いい女優になっていたんですね(笑)。ラストのハッピーエンドには賛否が分かれるだろうけど、ピンちゃんは、ホッとしました。
にしても、昔の吉原などの文化──嗚呼、豪華絢爛な買春文化──に目を眩まされてしまう面はあるけれど、どれ程の女郎が結核や梅毒で命を落としたことか。花魁にまでなっても、病気になればどぶ板送りになってしまう。
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文化の爛熟とはそういうものかと得心しながらも、その残酷さに、落涙を禁じえない。