2007.07.31 Tuesday
無理だと知っているのに、昔に戻れるなら、と思う
午前6時半起床。くもり。
涼しくて過ごしやすい1日でした。いつもダンプ出しをしている現場なんだけど、今日はアクシデンタルなことがあっていつもと違う作業内容。変化があると時間が過ぎるのが早いので、わりとピンちゃんは楽しかったです。警備内容としては面倒だったけど。
・・・
その現場に今朝出勤中、突然思い出したことがあります。そういえば、ピンちゃんが高校の頃好きだった女の子が亡くなったのもちょうど夏──。ある看板を見たから。
ピンちゃんの通っていた高校はちょっと変わっていて、3年間クラス換えがなくて、だからクラス中が仲がよかった。仲がよいし色気づく年頃だから、同級生の中ではカップルができたり別れたりだったけど、奥手だったピンちゃんは、I貝さんのことが好きだったのに、結局告白できずに卒業してしまいました。
それはそれとして、仲のよいクラスだから、高校を卒業してから頻繁にクラス会があった。ピンちゃんは、大学に行ってからはアルバイトとお酒の日々であまり北海道に帰省しなかったから、クラス会にはあまり参加しなかったけど、I貝さんのことはいつも心の隅で気になっていた。
あれはいつだっただろう? 大学生か院生だった頃帰省して、I貝さん、K曽くん、ピンちゃんの三人でテニスをしたことがある。それはニドムという会社がやっているテニスコートで、かなり高級感の漂うところでテニスを楽しんだのだった。I貝さんが会員で、そこの常連だったみたい。
次にI貝さんに会ったのは──それが最後になったのだけど、大晦日の紅白歌合戦に虎武龍が出演したときだったと思う。地元の飲み屋に同級生が集まって、高橋ジョージさんが歌うロードを聞きながら話した記憶があります。
・・・
彼女が亡くなったのがいつかははっきり記憶にある。1994年の夏。ピンちゃんは博士課程で、電話恐怖症で、自宅の電話のモジュラージャックを引き抜いていて、K曽くんからの電話は通じなかった。後にさんざん怒られてしまったけど、ピンちゃんはI貝さんのお葬式には出られなかった──それを今でも後悔しているけど、一方でI貝さんが亡くなった事を信じられないことを半分喜んでいるピンちゃんなのです。
I貝さんが亡くなったのは、テニスの帰り道の自動車事故だった由。大好きだったテニスを楽しんだ後というのが悲しいです。事故を起こした車を運転していたのは、友達の女性で、その方は助かったと聞いています。どんなに辛い思いをしているのだろうか(涙)。
・・・
後にK曽くんに聞くところによれば、I貝さんのご両親、妹さんの嘆きは一通りではなく、見ていられなかったそうです。ピンちゃんは、彼女の亡骸に最後の対面をできなかった事を残念に思いながら、今でも彼女がひょっとしたら生きているのではないかと思っているのです。
ピンちゃんにとって、夏は悲しい季節です。
涼しくて過ごしやすい1日でした。いつもダンプ出しをしている現場なんだけど、今日はアクシデンタルなことがあっていつもと違う作業内容。変化があると時間が過ぎるのが早いので、わりとピンちゃんは楽しかったです。警備内容としては面倒だったけど。
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その現場に今朝出勤中、突然思い出したことがあります。そういえば、ピンちゃんが高校の頃好きだった女の子が亡くなったのもちょうど夏──。ある看板を見たから。
ピンちゃんの通っていた高校はちょっと変わっていて、3年間クラス換えがなくて、だからクラス中が仲がよかった。仲がよいし色気づく年頃だから、同級生の中ではカップルができたり別れたりだったけど、奥手だったピンちゃんは、I貝さんのことが好きだったのに、結局告白できずに卒業してしまいました。
それはそれとして、仲のよいクラスだから、高校を卒業してから頻繁にクラス会があった。ピンちゃんは、大学に行ってからはアルバイトとお酒の日々であまり北海道に帰省しなかったから、クラス会にはあまり参加しなかったけど、I貝さんのことはいつも心の隅で気になっていた。
あれはいつだっただろう? 大学生か院生だった頃帰省して、I貝さん、K曽くん、ピンちゃんの三人でテニスをしたことがある。それはニドムという会社がやっているテニスコートで、かなり高級感の漂うところでテニスを楽しんだのだった。I貝さんが会員で、そこの常連だったみたい。
次にI貝さんに会ったのは──それが最後になったのだけど、大晦日の紅白歌合戦に虎武龍が出演したときだったと思う。地元の飲み屋に同級生が集まって、高橋ジョージさんが歌うロードを聞きながら話した記憶があります。
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彼女が亡くなったのがいつかははっきり記憶にある。1994年の夏。ピンちゃんは博士課程で、電話恐怖症で、自宅の電話のモジュラージャックを引き抜いていて、K曽くんからの電話は通じなかった。後にさんざん怒られてしまったけど、ピンちゃんはI貝さんのお葬式には出られなかった──それを今でも後悔しているけど、一方でI貝さんが亡くなった事を信じられないことを半分喜んでいるピンちゃんなのです。
I貝さんが亡くなったのは、テニスの帰り道の自動車事故だった由。大好きだったテニスを楽しんだ後というのが悲しいです。事故を起こした車を運転していたのは、友達の女性で、その方は助かったと聞いています。どんなに辛い思いをしているのだろうか(涙)。
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後にK曽くんに聞くところによれば、I貝さんのご両親、妹さんの嘆きは一通りではなく、見ていられなかったそうです。ピンちゃんは、彼女の亡骸に最後の対面をできなかった事を残念に思いながら、今でも彼女がひょっとしたら生きているのではないかと思っているのです。
ピンちゃんにとって、夏は悲しい季節です。