ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
さよならは2Bのエンピツ
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    午前9時起床。晴れ。

    さて、今日も今日とて『男はつらいよ 寅次郎心の旅路』を観ております。こうなれば意地です。それにしても全48作の最後のほうに突入してますね。ジュン君も大学受験の時期になってます。1989年は、柄本明さん、イッセー尾形さんがブレイクした頃みたいですね。うーん、白い巨塔は先週見逃したから、こっちを見ることにするしかないか。

    ところで、イラク派遣が難しい局面になっています。来週中には年内派遣するか来年にずれ込むかの最終判断が下されるそうですけど、どうなることやら。ピンちゃんは派遣賛成なのですけど、世論は6〜7割反対ということになっています。ほんとうかしら。イラク派遣することは決定していますけど、あとは時期と場所、だす部隊が問題です。多分時期以外は内定していますけど、日本のマスコミだけ見ているとわけがわかりません。

    さて、寅さんは芸術の都ウィーンに行ってます。ピンちゃんは外国はカナダにしか行ったことがないという非国際派なわけですが、不況不況といっても日本人はかなり海外旅行に行ってるんでしょうね。いまや海外旅行は安いし、かえって割高だといわれた国内旅行も格安ですし。アジアなら5万円で二泊三日くらいでいけそうだし。

    言葉が通じない国で一人旅をするほどの度胸はないピンちゃんですが、大学の後輩には太い奴がいました。ドイツの学会に参加するため、某後輩は、着替えも何ももたず手提袋ひとつ、サンダル履きで行ったそうな。何か発表をしたかどうかは知りませんが、別の知り合いが教えてくれました。こやつ、今は某印刷会社で働いているはずですけど、元気にやっているかなあ。

    竹下景子さん綺麗ですねえ。三択の女王。ピンちゃんのおじさんが札幌でラーメン屋をやっているのだけど、竹下さんが結婚問題で騒がれていた頃、某男性とこっそりと来た事があったそうです。小柄できれいなひとだと言ってました。このおじさんの店には芸能人がたくさんやってきて、ピンちゃんも何人か会ったことあります。おじさんはミーハーで、芸能人がくることが自慢で、若い頃のピンちゃんは、そんなおじさんをバカにしていたのだけど、ピンちゃんの父が植物人間になった頃、ピンちゃんを一時期預かってくれたのがそのおじさんなのです。どうなっちゃうのかなあ。

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    | 日記 | 22:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
    それはある蒸し暑い夜のことだった
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      午前9時15分起床。晴れ。

      実は昨日は母の誕生日でした。小学生の高学年の頃から毎年誕生日にはプレゼントを贈るようになったのだけど、いつの頃からかこの習慣も途絶えてしまっていました。大学生までは確かに贈っていたのですが。大概ののことにズボラなのに、自分でも基準はわからないけど、ミョーなところで細かいのです。兄はピンちゃんよりボンヤリしているので、多分母の誕生日なんて忘れているでしょう。

      さて、昨晩も何かプレゼントしようかと思ったのですが、面と向かって贈るのはさすがに気恥ずかしい。だって、61歳の老母と37歳の息子です。しょうがないので一計を案じる事にしました。母は昨年定年になり、しばらく家庭菜園や山菜とりに熱中していたのですが、同じ年代の友達との散歩もお気に入りです。

      母の友達のひとりはコーヒーが好きらしく、犬の散歩のついでに家に寄ると、いつもインスタントコーヒーを飲んでいます。で、ピンちゃんもコーヒーが好きで、ペーパードリップなら誰にも引けを取らないコーヒーをいれることができます。ということで、ピンちゃん直伝のコーヒーの入れ方を伝授する事で誕生日プレゼントにしました(笑)。プレゼントのプの字もださなかったから母は不思議に思ったでしょうが、ピンちゃんは勝手に満足しています。

      昨日はそんなことがあった日なのでした。

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      | 日記 | 21:24 | comments(0) | trackbacks(0) |
      魔女との愉快な対話
      0
        午前8時半起床。はれ。

        はあ、今日は特に書くことがありません。なので、苦手な分野ですが、戦後の新聞報道について書いてみます。『読売VS朝日―社説対決50年』という本を読み始めました。初っ端は「講和条約」についての社説対決です。もちろん1951年9月8日に調印された「サンフランシスコ講和条約」のことです。朝日新聞と読売新聞の社説の違いなんて、マニアとか研究者でないかぎり知らないと思いますが、なかなか面白いです。

        読売(1950年5月15日)と朝日(1950年5月21日)の比較なんですが、既に明確に主張が違います。読売は全面講和に拘るのは注意すべきという論調。はっきり言えば単独講和を呼びかけています。一方朝日は、予想通り全面講和を支持している。ここまで読んで意味がわかる方は、そうとうこの手の話が詳しいひとです。日本が降伏したのが1945年8月15日ですから、戦後5年経った頃の話ですね。

        時代背景を少々解説すると、北朝鮮が38度線を強行突破して朝鮮戦争が勃発したのが1950年6月25日ですから、その直前で、GHQが居座っていた頃です。日本が米国から独立し、国際社会に復帰するためにはぜひとも講和条約を締結する必要があったのですが、非武装中立を目指し全世界と講和するのが全面講和であり、米国を中心とする西側諸国と講和するのが単独講和だったのです。

        で、既に現在の日本国憲法は発布されていたのだから、日本は軍事力を持ってはいけないことになっていて、非武装で平和を希求する国なのだから西側東側全体と講和するのがいいという意見が文化人や学者の主流の意見だった。この流れが1990年くらいまで続いていた事は驚くべき事ですが、理念としては立派なものだったのです。理想主義者の学者が肯定したのもわかる気はします。しかし、現実的に考えればそんな理想論が上手くいくはずもないので、吉田茂首相は単独講和を主張しました。

        ということで、全面講和を主張する南原繁・東大総長を吉田茂首相は「曲学阿世(真理をまげた学問によって世におもねる)」と批判したのです。当時のマスコミは吉田首相を批判しまくったし、学者連中も批判していたのですが、今の時代から振り返ると吉田首相は正しかったと結論できます。従って、50年前から朝日の主張は書生論であり、現実を見つめる分析力に欠けていたことがわかります。読売の主張は正しかったのです。

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        | 日記 | 21:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
        そんなにもあなたはレモンを待つてゐた
        0
          午前7時50分起床。はれ。

          起きぬけの習慣で居間でコーヒーを飲んでいると、ベッドからかすかな電子音が聞こえる。ピンちゃんは電話が嫌いだから、呼び出し音は最低にしてある。電車内で驚くほど大きな呼び出し音を響かせている方がいるけれど、気が知れない。ひょっとすると耳が悪いのかもしれないと思いつつ、迷惑である。

          ベッドまで行き手にとると留守録状態になっていて、相手の声が聞こえた。ピンちゃんの知り合いだったので、折り返しかけてみると、近いうちにバイトを世話できるかもしれないとのこと。ピンちゃんのような世捨て人でも拾ってくれようとする人もいるのか。ありがたいことである。今年の正月こそすっきりした気分で過ごしたいものです。

          さて、テレビ東京では寅さんシリーズ全48作を放映していますが、時間の許す限り観るつもりのピンちゃんは、当然今日も鑑賞中であります。今日は『男はつらいよ 寅次郎サラダ記念日』。1988年作。はて、俵万智先生のサラダ記念日が空前の大ベストセラーになったのが15年前だったのかしらん。当時は漫画でもなんでも短歌を使ってましたね。少女漫画にあったような気がするなあ。

          歌人としての俵女史に文句があるわけではないけど、国語審議会の委員をやってたのが不満なんですよね。中島みゆき原理主義者であり、みゆき様を尊敬おくあたわないピンちゃんですが、みゆき様が委員を引き受けたのも不満なのです。文学者という観点から見ても、みゆき様はたいそう優秀な詩人だと思うのだけど、国語審議会がいいことをしたことなんて一度でもあったのかしら。いいや、ない。NEVER。

          ピンちゃんの高校時代に、円鏡という渾名の国語の先生がいました(途中から円蔵になった・笑)。ピンちゃんが感心するくらい勉強家の先生でしたが、最初の授業で言った言葉が『言葉は生きている』。これは含蓄のある言葉ではあるけれど、円鏡の思想信条も考え合わせると、言葉づかいの変化に肯定的なんですよね。ピンちゃんはこれが承知できない。勿論平安時代はおろか、明治時代と比べてさえ言葉は変化しています。変化するのは浮世のことわりなのでしょうが、それを後押しするような人々は大嫌いです。国語をローマ字にしろとかフランス語にしろとか世迷言を言っていた進歩的人々の末裔が、国語審議会ではないかと疑っているのです。

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          | 日記 | 21:23 | comments(0) | trackbacks(0) |
          遠い故郷へ舟をうかべよ
          0
            午前7時40分起床。晴れ。

            久しぶりのバイトなので、心機一転がんばろう。とは思ってみても、肝心のお客さんがこなければ手も足もでない。社長に頼まれ、Wordで簡単な文書を作成したりして暇つぶし。これしきのことでも、出来ない人からすれば結構すごいことなのであろう。社長は出来栄えに満足した様子であった。

            夕方4時近くになり、いきなり登別温泉にお使いを頼まれた。いちど事故ってからは車に乗る機会はなかったので久しぶりである。36号線を走らせると登別駅前の交差点がある。そこを山側へ向かっていけばあとは一本道である。はじめは片側二車線のきれいな舗装道路だが、なぜかカーブが多い。自分で運転していくのは初めてなので、なかなか緊張する。

            さらに車を走らせると山道になる。といっても舗装はしてあるけど、幅の狭い片側一車線である。ここはかなりスリルがあった。午後4時をすぎると急激に薄暗くなるし、観光地だから対向車にバスが多いのだ。温泉街は、あまり街中に近すぎるとありがたみが少ないし、かといって山奥過ぎるとたどりつくまでが一苦労である。登別の温泉街はちょうどいい具合に奥地で、ピンちゃん気に入ってしまった。

            山道を抜けて温泉街に入ると別世界がひろがっている、という雰囲気が好きなのである。温泉街はかなり混雑していて、観光客がうろうろしている。アベックも多い。羨ましい。ピンちゃんにも彼女が出来たら、ぜひとも登別温泉にこようと誓う。夢は大きいほうがいいし(笑)。ということで、用事をすませ無事帰路についたのだった。

            話はかわるけれど、山本夏彦著『茶の間の正義』を読んでいる。その中のエピソードに、吉展ちゃん事件の犯人が電話で「警察に届けるなど悪い料簡をおこしたら──」といった話がでてくる。警察はいまどき「料簡」などという言葉を使うとは犯人は40代だろうと予測した。山本家では子供も使うので「じゃあ僕達も40代か」という笑い話である。

            この話で思い出すのは、犯人を割り出すために東北大学の先生が協力したことである。又聞きなのだけど、この先生は、言葉をきけば、何々県の●×村出身であるということまでわかってしまうすごい人だったそうな。こんな離れ業が可能だったのは、方言が残っていたからで、今では無理なのだろう。ちょっと残念である。

            【追記】2010.05.30
            今日の日記で又聞きの話を書いてるけど、昔大学で働いていた頃は毎日誰かと話をしていた。研究の話もしたけれど、どうでもいい雑談も多かった。つらつら考えるに、誰かと雑談するのは文章を書く上でも重要だなと思ったり。もっと知り合いを増やしていろんなことを語り合いたいものである。


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            | 日記 | 17:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
            深い雪も美しい雪もMIYUKIと発音できる
            0
              午前8時半起床。雪。外は寒い。

              これで本格的な冬到来である。これぞ北海道の醍醐味なのである。昨日今日と空白の日記を埋めつつ、ネットで『20世紀少年』のことを調べてました。まあ、他にやることもないし。夕方にバイト先の社長から電話が来て、明日明後日バイトを頼まれました。もちろん快諾。散財した分を稼がないと、ネット代を払えなくなるし。

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              | 日記 | 23:20 | comments(0) | trackbacks(0) |
              悲しいですね 人は誰にも 明日流す涙は見えません
              0
                午前8時半起床。はれ。

                さて、ようやく通常の日記に戻れます。いきなり日記更新が滞ったので、もしも心配された方がいらっしゃったらすいませんでした。ここ数日の顛末は、16日からの日記に詳しいので、そちらを参照くださいませ。ところで、日記の下部に[PR]というのが入ってますが、これは「さるさる日記」運営側がかってに入れているようです。無料でサーバを借りているので文句は言いませんが、ピンちゃんとは無関係ですので勘違いしないでね。

                それにしても『20世紀少年』は面白いっす。無駄なお金を使い、時間も無為に浪費したなかで、唯一の救いは『20世紀』を読んだ事でしょうか。ピンちゃんが気になったのは、連載を始める時点で、どの程度ストーリー構成を考えていたのかという点。浦沢氏は、かなりおおざっぱな構成だけ考えてから細部を詰めていくタイプの作家なのだとピンちゃんは思いますが、それにしても雄大な構想力といわざるをえません。未読の方には意味不明なことをしつこく書いていますけど、ぜひ1度読んで感想をメールで送って欲しいものです。

                それはそうと、ピンちゃんが浮世離れした数日を過ごしている間に、アルカイダが暴れていたようですね。トルコまで自爆テロの被害に会ったようで、驚いています。イラクに自衛隊を派遣したら東京でもテロをおこすと脅迫しているみたいだし、困ったものです。ピンちゃんは基本的に自衛隊は派遣すべきだと思っていますが、これで自衛隊員に死傷者がでたり、東京でテロがおこった場合(アルカイダより北朝鮮工作員の可能性の方が高いけど)小泉政権は持ちこたえられるでしょうか。それが心配です。

                年内の派遣はなくなったみたいなので、イラク派遣問題も年を越す事になりますが、北朝鮮の食糧事情はどうなってるのでしょう。今年も餓死者が大勢でるでしょうが、そのことが拉致問題解決に影響する事はなさそうです。6者協議に拉致問題は持ち出すなと中国様はいっているし、日本にとっては悪い事ばかりです。ひとつだけ明るい話題といえば、安倍幹事長が、北朝鮮への経済制裁のための法案を、次期国会で提出する準備があると発表したことでしょうか。遅々とした歩みではありますが、一歩一歩進むしかありませんね。

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                | 日記 | 18:39 | comments(0) | trackbacks(0) |
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