ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
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抗がん剤治療:3コース2週目(すりガラスの片隅に)
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    午前7時50分起床。曇り。湿度74%

    昨晩も夜更かししてしまったけど、朝はやく起きた。今日は病院の日。

    起きてすぐテレビを点けるとNHKで国会中継をやっていた。ちょうどテロ等準備罪が成立した瞬間を目撃。まあ、こんなのはすぐにみんな忘れ去って何も言わなくなるに決まっている。大した問題ではない。本来なら法律の中身をもっと精査し、欠点があるなら修正したほうがいいのだろうが時間的な制約があるし、野党やマスコミの皆さんは森友とか加計学園のほうが重要だと思っているみたいだからしょうがない。

    ・・・

    先週と同じ正午の電車に乗り街の中心部へ。そこからバスで病院。12時30分到着。バスを降りるとちょうど小雨がぱらつきはじめた。外来手続きのあとすぐに採血。病院の正面玄関の横にすりガラスに囲まれたなぞのコーナーがある。外から見るとよくわからないが、結構奥行きがありそうだった。時間があったしある種の勘が働いたのでドアの前に立ってみた。

    自動扉が開くと中は二つに分かれていて、手前側が応接コーナーになっている。中間は間仕切りではなくきちんとした壁で仕切られ、開け放たれたドアの奥に事務机が2、3台あり女性が二人いる。ひとりがピンちゃんに気づき応接側へ出てきた。(最後に貰った名刺の肩書は医療ソーシャルワーカーになっていた)

    自分は膵臓癌で通院しながら抗がん剤治療を受けていること、一人で電車とバスを乗り継ぎ通院しているが天候が悪い時や体調が悪い時は大変であること、自宅でいるときも買い物に行くのに難儀していることなどを手短に説明した。

    耳を傾けていた女性は時折質問をしながらピンちゃんの来訪理由を理解してくれたようだ。奥から「介護保険・高齢者 サービスガイド」という小冊子をもってきて説明を始めてくれた。最後の広告ページを含め30頁ある小冊子だった。

    まず説明されたのは、65才以上(第1号被保険者)であれば原因に関係なく介護サービスが認定されるということだった。つまり、介護が必要な状態であれば、その原因はボケでも病気でも怪我でも関係ないということである。

    一方、40〜64歳まで(第2号被保険者)の場合は介護が必要だと「認定」される場合その原因は16項目のどれかにあてはまらないといけないそうである。ピンちゃんは最後の項目「がん(末期)」が当てはまりそうだけど、医療ソーシャルワーカー女史によれば、最終的に認定するのは役所の人で、現在治療中であるから(末期)と判断されるかどうかはわからない由。

    書類を申請するとき当然ながら担当医の所見も必要になるが、「がん(末期)」であると役所のひとに思わせる必要がある。医療ソーシャルワーカー女史は「ご本人には不満かもしれませんが」と2、3度繰り返していた。つまり、末期認定してもらうということはもう回復する望みがないということになり、目の前のピンちゃんに気を使っているのである。

    自分から相談に行っておいて、じゃあ私はもう助からないって言うんですか!などと逆上した人が過去にいたのかもしれない。ピンちゃんだって今の状態が5年10年続いてくれた方が嬉しいけれど、そんな奇蹟を前提としていては具体的な話は何も進まない。不本意だろうが何だろうがとりあえずでも手続きはすすめるしかない。

    なにしろ手続きには1〜2か月かかるそうである。正味10分か15分くらい話し合ったのだけど、必要な手続きは医療ソーシャルワーカー女史が代行してくれるという手はずになり助かった。

    全然関係ない話だけど、医療ソーシャルワーカーF江女史は、年の頃なら30歳前後の知的でピンちゃん好みの美人である。ふーむ、こんな目立たないすりガラスの片隅に美人が隠れているとは思わなかった。

    ・・・

    今日は救急車で急患が運び込まれ病院内がてんてこ舞いになっていたらしく、なかなか外来から呼ばれない。ママンと合流し、とりとめのない世間話をしながら暇つぶししていたのだけど、意外に話が盛り上がった。ママンも楽しそうである。ピンちゃんの医療費を稼ぐつもりなのか、あちこちで草むしりのアルバイトをしている由。

    ようやく午後2時半になり診察室に呼ばれると、いやーお待たせしましたなどと若先生が低姿勢である。先週言い過ぎたと反省しているのかもしれない。体調にそれほどの変化はなく、体重もなんとか現状維持の45kgだし、抗がん剤治療は続行である。血液検査の結果はそれほどよくなっていないっぽいけど、若先生も気を使ったのかあまり強くは指摘してこなかった。

    あと、介護保険の話が早くも伝わったようで、最終的には役人が決めるから部屋に彼らが訪ねてきたらあまり調子よいとか言わず不便だと強調したほうがいいよとアドバイスを始めた。書類は任せておいて、ちゃんと書いておくからとのこと。「やはりそうういうものですか」などと内心呆れつつ言葉少なに答えたピンちゃんであるけど、若先生としては気を使ってくれていたのだろう。あまり悪くとるのはやめておこう。

    ピンちゃんも内心、先週強く言い返さなくてよかったと安堵していた。

    ・・・

    病院からの帰路も小雨は降りつづいていた。無理をして風邪を引いてもつまらないのでスーパーはあきらめた。まっすぐ帰宅するとさすがに疲れていた。

    ツイッターを眺めていると野際陽子さんの訃報が流れてきた。享年81か。最後まで気品のある女性だったな。NHKで速報テロップが流れたのはツイッターから遅れること1時間以上あとだったのではなかろうか。いまや情報はネットの方が早いね。

    夜10時。睡魔に耐えられなくなり寝床にもぐり込んだ。おやすみ!

    ・・・

    朝食
    エネーボ
    シチュー

    昼食
    エネーボ

    夕食
    エネーボ
    シーフードヌードルミニ

    ・・・

    体重44.2 体温36.2 血圧96-71

    08:30 ボルタレン錠25mg カロナール細粒50% 酸化マグネシウム0.67g
    08:30 タケキャブ錠20mg
    10:00 シャワー
    20:50 ボルタレン錠25mg カロナール細粒50% 酸化マグネシウム0.67g

    昼の薬を忘れていたか。。orz

    ・・・

    電車バス代:¥860
    外来診療費:¥4330
    薬代:¥4610 ← エネーボ代含まず

    〆て、9800円の出費也
    | 日記 | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) |
    コメント
    がんのステージ犬世反濃,気譴燭蕁⊆動的に要支援が付けば良いのにと思ってます。そして本当に役所仕事なので1ヶ月以上掛かります。役所の担当者との面接が必ず必要です。日時を決めて向こうから担当者が訪ねて来るはずです。本当は面接場所は入院中が一番良いと言われてます。どんな人でも病院のベッドで点滴に繋がれて居たら弱々しく見えるからです。一応チェックリスト通り聞き取りをし、担当医の初見と合わせて、役所の会議で要支援1とか当てはまらないとか決めます。なんだかなあ。

    がんのステージ検▲ぅ魁璽襪んの末期じゃない。だけど末期になったら病院のベッドの上に居るのだから介護保険の使いどころがないだろ?って普通の人が思う事を役所は理解できません。まあ役所を騙して生活保護を貰う訳では無いから、若先生の言うとおり、買い物や通院が体力的にきつい。嚥下障害で普通食が食べられない。怠くて一日中寝ている日が有ると、今の現状で大丈夫だと思います。ピンちゃんの場合、お母様やお兄さんが一緒に暮らしてる訳では無いので、ヘルパーさんがエネーボ取りに行ったり、買い物してくれたりと手伝いが必要だと思います。


    | 東京のおやじ | 2017/06/16 3:48 PM |
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