ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
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311は天災か人災か
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    午前5時40分起床。大気の状態が不安定で、時々雨が降っていた。

    今週最後の仕事もトンネル関係。最近の仕事はそんなのばっかりだけど、ピンちゃんが属している警備会社は、トンネル関係のスキルが高いのです。例えば全長2キロのトンネル全体を規制して片側交互通行をやるとなれば、トンネル内部にカラーコーンを並べないといけない。

    これを作業員さんがやる場合もあるのだけど、よほど手馴れたひとが3人くらいいないとスムーズにはできない。慣れていない人々がやると、時間はかかるし危険である。ピンちゃんの会社には、この手の規制帯をつくることに慣れている人がたくさんいるので、トンネル関係の仕事が多くなるのです。

    今日は短いトンネルだったので、だいたい正午ころに作業は終わり、規制解除と看板回収で12時半にピンちゃんたちの仕事も終了。理想的な感じです。なぜ理想的かというと、ピンちゃんたちの給与体系は、4時間以内なら半日、4時間を30分でも過ぎれば1日分貰えるのです。

    つまり、昼休憩なしで8時から12時半くらいまで働けば1日分になる。この事実は、知ってる業者もあれば知らない業者もある。ピンちゃんたちもずるいから、知らない業者にはこちらから積極的に教えたりはしない。何にしろ、休憩なしの12時半終わりが一番美味しいのです。

    そして、実際に今日は昼休憩なしで12時半に終了。帰るのに1時間半くらいかかるけど、それでも嬉かったっす。

    ・・・

    311の震災直後はピンちゃんも楽観しすぎて、ある意味安全厨な発言をしていたことを反省しつつ、産経新聞の気合の入った記事をご紹介しましょう。

    ○全ての不信感、東電がはけ口
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/plc11082522510013-n1.htm

    産経新聞というのは、全体的なクオリティでは朝日新聞や読売新聞よりは低いのだけど、上の記事はなかなかの力作です。やればできるのです。菅首相の政権運営全般がダメだったのはいまや明らかですが、千年に一度の震災に見舞われたときに首相だったことに、多少は同情してました。けれど、上の記事を読むと、なんだかなあ、言われていた以上に
    無能ではないかという感に堪えません。

    細かいことは言わないけれど、菅さんがかなり早期に現場視察した理由が、上の記事で明らかになってます。要するに、東電への不信感な訳だけど、記事を読み進めると当初から、東電は事態を把握していたことが分かる。

    非専門家の菅さんは、なかなか情報があがってこないからイライラしていた。恐らくは東電側も最善はつくしていたと思われるけど、何しろ昔習ったことがある曖昧な記憶で、自分は原子力には詳しいとかいう菅さんである。

    市民活動家出身の菅さんは、国家をあげての危機のときなら作るべき、情報系等と判断系統──つまりは、誰が情報を集め、誰が決断するかという組織を作れなかった。どうしてこんなアフォが総理大臣になれたんだろうと疑うけど、アンチ自民なひとたちが投票したから、民主党政権になったのです。マスコミの罪も大きい。

    日本は民主主義国家であるから、選挙で選ばれたならしょうがない。期待されて政権が交代したんだから、民主党にはがんばってもらいたい。というか、もっとがんばれよ。何をしてんだか分からんよ。

    ○不満は水素爆発から始まっていた
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/plc11082523090015-n1.htm

    この頃のことはピンちゃんも反省しきりである。NHKの中継で1号機建屋が吹き飛んだらしいことを知ったときも、まあ、大したことはあるまいと思っていた。本体の圧力容器などが無事であれば大丈夫なんだろうと楽観していた。手元にあった原発関係の書物を読み返してみると、どうやら燃料棒を皮膜しているジルコニウム合金が何かと反応して水素が発生して爆発したんだろうということは分かったけど、その重大性に気付けなかった。

    ○「吉田とじかに話したい」
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110825/plc11082523230016-n1.htm

    菅さんは菅さんで、いっしょうけんめいであったとは思うけど、よく考えて見れば、東電が逃げられるはずがない。東電関係者以外に、ことを収められる技術者なんていないのだ。この辺を読み違えて、東電に対する不信感を強めていった菅さんは、やはり素人なのである。与党の政治家──というか首相なのに、菅さんはあらゆる意味でずっと素人のままだった(笑)。

    菅さんがかなり早い時期に現場視察に向かったことに対する批判は多かった。ピンちゃんも何しに行くんだろうと不思議に思ったけれど、とにかく菅首相は現場の状況を自分で確かめないと気がすまなかった。現場が大混乱している状況であることは分かっていたはずだけど、官邸のほうも、というか菅首相自身が大混乱していたと思われる。

    ○米国を唖然とさせた菅政権
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/plc11082601120001-n1.htm

    今となっては、そういえばそういうこともあったなという話なんだけど、命令を受けた自衛隊は決死の覚悟だったでしょう。しかも、アメリカ政府からの申し出に対する対応も頓珍漢だったと上の記事は伝えている。これは菅首相の責任とは言いがたいけど、なぜ非常事態のときに、素直に外国の助力を仰げないのだろう。

    ○【再検証・菅首相の原発事故対応】
    「国家を管理できなかった菅首相」森本敏・拓殖大大学院教授
    http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110826/plc11082601020000-n1.htm

    震災時に自民党政権だったならもっとよい対応を取れたかどうか、という問題は推測の域をでないのだけど、やはり民主党よりはましだったんだろうと思う。「政治主導」「コンクリートからひとへ」という民主党のキャッチフレーズが全て裏目にでてしまって、民主党としてどうやって整合性をつけるか、みたいなレベルで大混乱に陥っていたように見えた。

    阪神・淡路大震災のときは、首相は社会党の村山さんだったけど、実際のスタッフは自民党議員が多数だったから、まだしもなんとかなったけど、東日本大震災の場合は、原発問題もからんできて、問題山積である。地震というものはきわめて科学的な事象であるけど、まさか素人政権のときにこんな大惨事が起こるなんて誰も想像できなかった。

    運不運ということはあるにしても、最悪の時期に最悪の人が首相だったなと、いまさらながらに嘆息しています。
    | 日記 | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) |
    コメント
    >産経新聞というのは、全体的なクオリティでは朝日新聞や読売新聞よりは低いのだけど、

    別に産経の肩を持つわけではありませんが、朝日や読売だって、一体どの程度のクオリティがあるんだと小一時間ry・・・w


    >アンチ自民なひとたちが投票したから、民主党政権になったのです。

    民主に入れた人たちだって、こんなカイワレ御遍路おじさんなぞに総理になって貰いたくて入れたわけではないでしょうね・・・と思いますw

    | もんぱ | 2011/08/28 10:41 PM |
    もんぱさんへ
    >朝日や読売だって、一体どの程度のクオリティがあるんだと小一時間ry・・・w

    私はやはり総合的には朝日や読売のほうが上だと思ってます。ただ、朝日なんかだと、昔は思想的な面が偏りすぎていて、優秀な詐欺師の話術は確かにすごいけど、それを誉めていいのか?みたいな話になると思う(笑)。

    >民主に入れた人たちだって、こんなカイワレ御遍路おじさんなぞに総理になって貰いたくて入れたわけではないでしょうね・・・と思いますw

    政権交代すれば鳩山さんが総理になるのをわかっていて投票したのは事実でしょう。私の中では、菅さんのやったことより、鳩山さんの訳の分からなさのほうが気持ち悪いし、頭にきてます。どちらがより日本にとって最悪だったのか、ということに関しては、よくわからない。

    菅さんの場合は、予想だにできない大震災があったことを、同情しないでもないのです。
    | ピンちゃん | 2011/08/29 9:29 PM |
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