2008.06.06 Friday
【追悼】 氷室冴子さん

1985年。札幌駅北口から程近いボロアパートでピンちゃんは浪人生活を送っていた。代々木ゼミナールに属してはいたけれど、現代国語と物理の講義以外はほとんど出席せず、中島みゆきの歌と安酒の日々だった。
ひとり鬱々と暮らしていたピンちゃんだけど、高校時代からの友人Sも札幌で浪人していて、時たまSとふたりでお酒を飲むのが楽しみだった。そして、普段は小説なんて読まないSがピンちゃんに薦めてくれた作品が忘れもしない、氷室冴子さんの『なぎさボーイ
内容は、なぎさと多恵子の恋愛小説なんだけど、同じ出来事を、なぎさの視点と多恵子の視点でそれぞれ書き分けた作品で、貪るようにピンちゃんは読んだ記憶がある。ピンちゃんもまだ18才だったから、ふたりの恋愛話に激しく共感したものだった(笑)。
一浪後ピンちゃんは道外の大学に合格して札幌をあとにしたのだけど、その後も氷室さんの作品は読みつづけた。『雑居時代
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大学を卒業した後の貧乏生活を綴ったエッセイが印象深いのだけど『いもうと物語
寒風吹きすさぶくらいのボロ家だったらしい。
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それにしても、享年51なら大活躍していた頃は相当若かったんですね。
合掌──面白い作品をありがとうございました。安らかに。
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○Wikipedia 氷室冴子
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B7%E5%AE%A4%E5%86%B4%E5%AD%90
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