ピンちゃんの赤貧日記

明日は明日の風が吹く
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年年歳歳花相似 歳歳年年人不同
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    中国の方々は漢字しかなくて不便ではないのかしらと、余計な心配をしてしまうピンちゃんなのだけど、タイトルで引用した句をみれば、そんな心配は杞憂なのです。人生の無常を漢字という優れた表意文字に凝縮させた古の中国の詩人には脱帽してしまいます。

    ところが、近現代になってからは、漢字の造語に関しては日本のほうに一日の長があるらしく、多くの言葉が中国に逆輸入されているそうです。

    少しだけ面白いエピソードをご紹介すると・・・

    中華人民共和国の建国は1949年ですけれど、国名を決めるときに大いなる葛藤があったそうです。

    なぜなら、

    「中華」こそもともと中国語にありましたが、おそるべし、「人民(people)」も「共和国(republic)」も日本製の造語だった由。

    明治維新前後に、福沢諭吉さんが、speech → 演説、debate → 討論、copyright → 版権、などと翻訳したことは割合有名だと思いますけど、その訳語が造語だったのですね。当時作られた言葉を羅列してみると、

    文化、文明、思想、法律、経済、資本、階級、分配、
    宗教、哲学、理性、感性、意識、主観、客観、科学、
    物理、化学、分子、原子、質量、固体、時間、空間、
    理論、文学、美術、喜劇、悲劇、社会主義、共産主義・・・


    当時日本に無かった概念なので、新しい言葉が必要だったという事情からでしょうが、ピンちゃんには想像できないほどの苦難があったに違いありません。明治の知識人は偉かったんですねえ。

    ということで、近代概念の分野では日本製造語を借用しているらしい中国ですが、コンピュータを「電脳」と訳したのはさすがです。あと、ピンちゃんが好きな中国の翻訳語(当て字?)に、

    コカコーラ → 可口可楽

    があります。なんとなくカタカナよりかわいい気がしませんか? 香港映画などで見かけると訳も無く嬉しくなったりします(笑)。

    映画『ミスター・ビーン』『豆豆先生』と訳した中国人に乾杯!

    いや、完敗かな(笑)。

    【追記】2008.03.16
    チベット情勢が緊迫するさなか、妙にほのぼのと薀蓄コラムを書いてます。どうせ憂国系、保守系ブログでお腹一杯になるくらい中国批判が展開されているはずなので、天邪鬼なピンちゃんは、別のことを書きたくなったのです。



    | コラム | 11:26 | comments(0) | trackbacks(0) |
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